EPISODE STORY 動かす力 ~エピソードストーリー~

取引先を動かす YUKI OKUI

金融業界など、出来上がってしまった業界の出来上がった会社にはまったく興味がわかなかった。基準はただ一つ、面白いかどうか。その感覚だけで選んだのがオープンハウスだった。今、期待以上の面白さを味わいながらエキサイティングな毎日を送っている。

奥井 雄貴

法人事業部 東京法人部 チームリーダー 主任(取材当時)
2014年入社

01 動機は、ただひたすら「面白いから」

「いつまでオープンハウスにいるのって、よく聞かれるんですよね」。困ったように眉を下げながら、奥井は満面の笑みでそう話す。なぜそんな失礼なことを、人は奥井に質問するのだろう。それは奥井のキャリアを知れば、納得だ。中学時代に地域活性化を目指してNPOを立ち上げた奥井は、全国にその拠点を広げていった。学生時代には米国に1年間留学。帰国間際に偶然知り合った政治家に気に入れられ、なぜか秘書にスカウトされてさらに1年間、米国の政治の世界で汗を流す。帰国してからは大学院に進んで最先端の金融工学を専攻。手を出した株が大当たりして、社会人になる前に既に一生遊んでも困らないほどの財産を築いてしまった。そんなキャリアの人間を前にしたら、誰だって「どうして働くの?」「いつまで働くの?」と尋ねたくなるのも当然だろう。奥井自身は「一生遊べるカネは稼いでしまったから、収入は関係なく、面白いかどうかだけで会社を選ぶことにしました。そこで出会ったのがオープンハウス。面接では社長と意気投合し、こんなに面白い会社はないと思いました。日本一の会社になるという夢、ワクワクするんです。」と答える。知性と価値観が共鳴し、“ここだ”とささやく本能に従うかの如く入社を決めたオープンハウス。就職活動のセオリーを無視した、キャリアコンサルタントが聞いたら頭をかきむしりたくなるような、そんな経緯で入社を決めた奥井。破天荒というか、文字通り“振り切った”人間である。

02 知恵でバリューアップ、度胸でビッグディール

奥井が手がけるビジネスは、収益不動産の仕入と販売である。オープンハウスが従来強みとしてきたBtoC分野とは異なり、完全にBtoBのビジネスだ。賃貸マンションや商業建設など賃料収入の見込める物件を1棟まるごと仕入れて売る。“価値の下がってしまった物件を安く買い、付加価値を加えて高く売って儲ける”という極めてシンプルなビジネスモデルの事業。「いやあ、シンプルですけど、その中身は一筋縄ではいかんのです」。もちろん奥井にとっては、一筋縄ではいかないからこそ面白いのだが。安く仕入れた物件には、安い理由がある。典型が、老朽化して賃料を高くできないケースだ。その場合は、リフォームやリノベーションで高い賃料が設定できるようにしたり、場合によっては新しいテナントを入れたりして、転売する。いかにしてバリューアップするか、知恵の見せ所だ。もちろん立地や見た目も重要で、外観にちょっと手を入れるだけで印象がガラッと変わり、業界用語で“顔がいい”と言われるビルに変身することもある。「こうして仕入れた物件をバリューアップさせて高く売れると、してやったりですよ。目論見通りで、本当に嬉しい」とある物件の売買案件では、リスクが高いことから役員会で反対されたことがある。その反対を「3ヵ月で売ってみせます」と大見得を切って押し切った奥井。そして実際には3ヵ月どころか即日売れてしまった。この時は役員たちが「お前が正しかった」と頭を下げたという。結果さえ出せば、入社2年目の社員にだって役員が頭を下げてしまう、それがオープンハウスという会社の“らしさ”だ。もちろん奥井は「言ったとおりでしょ」と偉ぶることはない。「もっと高く売ることもできました。まだ甘いと思っています」

03 オープンハウスだからできる理由とは

「この事業はハイリスク・ハイリターンです。入社2年目の私が存分に腕を振るえるのも、戸建て事業というしっかりした収益基盤があるから。若手に責任ある仕事を任せるのは単にカルチャーだけの問題ではありません。財務的な後ろ盾があるからこそ可能なんです」このコメントからもわかるように、奥井はただがむしゃらに勢いだけで開発事業を進めているのではない。冷静な目で当社の強みを分析し、その上での事業であることを認識しているのである。海千山千、一癖も二癖もある事業者がプレーヤーとなる収益性不動産売買のマーケット。“若造”と見られがちな奥井は、「実はよくだまされるんですよ」と頭をかく。だが、そのピュアで突き抜けた明るさゆえ、人に「何とかしてやりたい」と思わせる不思議な魅力を持っている。米国の政治家も、奥井のそんなキャラの魅力を見抜いたのかもしれない。「今の仕事が本当に面白いんですよ」と笑う奥井。だから冒頭に紹介した「いつまでオープンハウスにいるの」という質問には、こう答えている。「面白いから、辞める気はまったくないですよ」と。

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WORK & PERSON 人と仕事