
渋谷駅、埼京線と山手線の並列化は2020年春を目標に
公開日:2015年07月14日
100年に1度といわれる大規模再開発が進行中のJR渋谷駅周辺。JR東日本は以前より、渋谷駅改良工事として、現在は2つに分かれている山手線の内回りと外回りのホームを1つにまとめ、さらに埼京線のホームを山手線のすぐ隣に移す計画を発表していましたが、この度、2020年春を目標として埼京線の移設工事を進めることを発表しました。
全体の完成は2027年度の予定で、2020年時点において駅施設は一部仮設備となる予定ですが、埼京線のホーム移設のほか、改札内におけるバリアフリー設備の整備、他社線との乗換動線の改善などが予定されています。
なお、本工事の共同事業として、国土交通省関東地方整備局が進める国道246号拡幅事業も同時期に進められる予定です。
東西自由通路も計画!今回発表された渋谷駅改良工事の5つの概要
- 埼京線ホームの移設(2020年春目標)
現在駅南側にある埼京線ホームを北側へ約350m移設することで、山手線ホームと並列の位置とする - 駅コンコースの拡充
1階部分ならびに3階部分において、駅構内コンコースを拡充し、駅構内の混雑緩和、他社線との乗換動線の改善を図る - バリアフリー設備の整備
1階、3階コンコースと山手線・埼京線各ホームを結ぶエレベータを整備 - 山手線ホームの1面2線化
現在別々のホームに分かれている山手線ホームの、1面2線化 - 東西自由通路の整備
1階北側に幅員22m、1階中央部に幅員23mの東西自由通路を整備
※画像は現時点でのイメージであり、今後の検討により変更される可能性があります。

記事監修
加藤 健吾
宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター
首都圏10センター以上でのセンター長の他、マーケティング長・総務部長としての経歴も有する。複雑な不動産の資産価値に関し、幅広い知識と経験をもとにアドバイスを提供。














