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社宅から戸建へ。住み替え時を考えよう!

公開日:2020年03月02日

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社宅にお住まいで、「社宅を出るときにマイホームを買おう!」と思っている方がいるかもしれません。社宅制度の廃止や定年退職など、住み替えのきっかけを会社基準で考えていて大丈夫でしょうか。マイホームを購入する際に住宅ローンを組む場合は、年齢制限もあります。ここでは、社宅を出て戸建へ住み替えるタイミングを考えます。

社宅はいつか出なければならない

終身雇用制度の見直しや地域限定社員制度の導入などにより、社宅を廃止する企業が増えています。社宅の家賃は相場よりも安い傾向にありますが、どれだけ払い続けていても自分の資産にはなりません。

一方、マイホームは子どもに残せる資産です。月々支払う住宅ローンも資産になると考えれば張り合いが生まれます。今から将来の生活設計を考えましょう。

日本人の約6割が持ち家派

社宅に住んでいる方は転勤が多く、マイホーム購入に踏み切れないケースもあるようです。それを理由に先送りにしていると、いつの間にか住宅ローンを組めない年齢に...。住宅ローンを組む場合は、完済年齢が一つの目安です。

一方、こんなデータも。日本全体の約61%が持ち家で、実に65歳以上の世帯では約82%が持ち家です。日本人には持ち家派が多いようです。マイホームなら近隣の会社関係者の目を気にせずに過ごせますし、将来子どもが独立しても、いつでも安心して帰ることのできる実家があれば、心の拠り所になりますね。

持ち家数の推移-全国(1973年~2018年)

万一のときも住宅ローンの心配無用

住宅ローンを組むときに、加入を義務付けられることの多い保険があります。加入者が亡くなったり、高度障害状態になったりした場合に、金融機関に残ったローンを支払ってくれる「団体信用生命保険(団信)」です。ご主人に万一のことが起きたら、社宅は出なければなりません。しかし、持ち家で団信に加入していれば、家族には安心して暮らせる家が残ります。

万一のときも住宅ローンの心配無用

マイホーム購入のタイミング

結婚や出産、子どもの就学など、ライフスタイルの変化が住まいを見直すきっかけに。子どもが小学校入学前なら、校区の選択エリアを広げて考えられるのも利点です。こうした変化のタイミングは、市況の動きと重なるとは限りません。しかし、ここ数年、住宅ローンの低金利が続いており、マイホーム購入を後押しするタイミングと言えるでしょう。

これが結論!

ポイント1

社宅はいつかは出なければなりません。ローンを計画的に組める年齢のうちに、戸建への住み替えを検討しましょう。

ポイント2

住みたいエリアを広く考えられるのは、子どもが小さいうち。低金利の今がおすすめです!

加藤 健吾

記事監修

加藤 健吾

宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター

首都圏10センター以上でのセンター長の他、マーケティング長・総務部長としての経歴も有する。複雑な不動産の資産価値に関し、幅広い知識と経験をもとにアドバイスを提供。

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