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新築住宅のトイレの選び方は?後悔した失敗事例をもとに解説

公開日:2025年04月10日

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この記事では、新築住宅におけるトイレの選び方について解説します。

マイホームの購入を検討する場合、トイレ選びは重要なポイントの1つです。快適に維持・使用できるトイレであれば、長期的に生活しやすくなるでしょう。

この記事では、新築住宅のトイレで後悔してしまう失敗事例や、おしゃれにするポイントも解説します。新築住宅への入居を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • 新築住宅のトイレで後悔しがちな失敗事例
  • 新築住宅におけるトイレの選び方
  • 新築住宅のトイレをおしゃれにするポイント
  • 【タイプ別】新築住宅のトイレの費用相場とシミュレーション

新築住宅のトイレで後悔しがちな失敗事例

ここでは、新築住宅のトイレで後悔しがちな失敗事例を解説します。

  • トイレが広すぎた・狭すぎた
  • 2階トイレを設計すれば良かった
  • 収納スペースが足りていなかった
  • トイレの音が外部に漏れていた
  • トイレまでの動線が不便な印象を受けた

トイレが広すぎた・狭すぎた

トイレは、広すぎると掃除の手間が増えてしまい、狭すぎると使いにくさを感じてしまいます。

一般的なトイレの広さは1畳とされ、この広さを目安に設計することがおすすめです。

ただし、将来的な介護を見据えている場合やトイレ内に洗面台を設ける場合には、少し広く作っておくと安心できるでしょう。

2階トイレを設計すれば良かった

2階建て住宅では、1階だけでなく2階にもトイレを設置することがおすすめです。

2階にもトイレを設置すれば、居室や寝室が2階にある場合でもわざわざ1階まで行く必要がありません。また、朝の時間帯など家族とトイレを使用するタイミングが被る場面でも、すぐ使用できるでしょう。

収納スペースが足りていなかった

トイレには、トイレットペーパーやトイレ用の掃除道具など、さまざまなものを収納する必要があります。トイレ内に収納スペースが十分に備わっていれば、わざわざトイレの外からトイレットペーパーや掃除道具を持ってくる手間を省けます。

おむつや生理用品など、その他に必要なアイテムも一緒に収納できる広さがあると、使いやすいでしょう。

トイレの音が外部に漏れていた

トイレが寝室やリビングと隣り合っている場合、トイレの音が隣接する部屋に漏れてしまうおそれがあります。

トイレを設置する場所はなるべく他の居室から離しておくと、使用する際にお互い快適に過ごせるでしょう。

また、トイレに使用する壁やドアを防音性の高いものにすることも方法の1つです。

トイレまでの動線が不便な印象を受けた

トイレが家の中心から遠い場所にあると、行き来がしにくく不便に感じるでしょう。特に、体調が悪い場合には吐き気や下痢などにすぐ対処できないおそれがあります。

居室や寝室などは適度な距離を保ちつつ、すぐに行ける範囲にトイレを設けることがおすすめです。

新築住宅におけるトイレの選び方

ここでは、新築住宅でのトイレの選び方について解説します。

  • デザイン・内装を重視して選ぶ
  • 機能性や設備のグレードを重視して選ぶ
  • 掃除のしやすさを重視して選ぶ
  • 価格の安さを重視して選ぶ

デザイン・内装を重視して選ぶ

トイレの床や壁、天井などの内装には、統一感を持たせることがポイントです。

すっきりと洗練された雰囲気に見えて、来客がトイレを使用する際にもおしゃれな印象を与えられます。

また、ドアは家全体のデザインと調和していると違和感がなくなるでしょう。

機能性や設備のグレードを重視して選ぶ

トイレで選択できる機能には、暖かい便座や温水洗浄、自動で開閉するフタや節水機能など、さまざまなものが設けられています。

機能性が高いトイレを選べば、快適に使用できるだけでなく、省エネや節約にも繋がります。トイレを選ぶ際には、家族が求めていることを聞いてから選ぶと、全員が心地良く使えるでしょう。

掃除のしやすさを重視して選ぶ

トイレは毎日使用する場所だからこそ、掃除しやすさを考慮した便器や内装を選ぶことが大切です。

例えば、フチがなく中まで手が届きやすい便器や汚れが付きにくい素材の床や壁を選べば毎日の掃除の負担を軽減できます。

また、便器を選ぶ際には、自動洗浄機能や除菌機能といった便利な機能を活用することも、掃除を楽にするための重要なポイントです。

価格の安さを重視して選ぶ

トイレを選ぶ際には、初期費用だけでなく修理費用や水道代、電気代などのランニングコストも考慮することをおすすめします。

例えば、基本的な機能のみを備えたシンプルなトイレであれば、比較的手頃な値段で購入できますが、節水効果が低ければ水道代が高くなるおそれがあるでしょう。他の製品より安く買えるトイレでも、購入後のメンテナンス頻度が高いケースが考えられます。

したがって、トイレを購入する際には、将来的なランニングコストを踏まえて選択することが大切です。

新築住宅のトイレをおしゃれにするポイント

ここでは、新築住宅のトイレをおしゃれにするためのポイントを見ていきましょう。

  • 照明にこだわる
  • 飾り棚を設ける
  • 手洗い場を設ける
  • 飾り棚を設ける

照明にこだわる

トイレの雰囲気は、照明の選び方で大きく異なります。白い照明を選べばメリハリのある印象になりますが、オレンジ系の照明ならやわらかく落ち着いた印象を与えます。

掃除する際の見やすさや使いやすさを考慮したうえで、どのような照明を選ぶか検討しましょう。

飾り棚を設ける

壁面に飾り棚を設置すると、インテリア小物や植物をディスプレイしてトイレ空間のアクセントになります。

壁の一部を凹ませて棚を作れば、スペースを有効活用しながらトイレをおしゃれに演出できます。

子育て中や介護中などでトイレで使用するものが多い場合には、飾り棚のスペースを物置き場として活用することも可能です。

手洗い場を設ける

ほとんどの場合、便器に付属した手洗い場を活用することが多くありますが、トイレ内に独立した手洗い場を設けるとデザイン性が高い空間になります。

手洗い場のデザインはトイレの壁や床と雰囲気を合わせると、よりスタイリッシュな場になるでしょう。

また、タンクレストイレを導入する場合、便器に手洗い場が付属されていないため、別途で洗面台を設ける必要があります。

生活感が目立つものは収納する

トイレブラシやトイレットペーパーのストックなど、生活感が目立つアイテムは収納スペースにしまっておきましょう。

扉付きの収納スペースがあれば、生活感を与えがちなアイテムを隠せます。

来客がある際に限らず、普段家族が使う際も生活感が少ない空間のほうが、落ち着いて使用できるでしょう。

【タイプ別】新築住宅のトイレの費用相場とシミュレーション

ここでは、トイレのタイプごとに費用相場をシミュレーションします。結論として、トイレにかかる費用相場をタイプ別に見ると以下のとおりです。

トイレのタイプトイレ本体価格+工事費用
タンクレストイレ20〜25万円
一体型トイレ10〜20万円
分離型トイレ8〜15万円

上記3つのタイプごとに、具体的な費用をシミュレーションで解説します。

タンクレストイレ

タンクレストイレは、タンクが付属しておらず直接水道から水を流すタイプのトイレです。

デザインがすっきりしており、トイレ空間を広く見せられるメリットがありますが、手洗い場が付属していないため、別途手洗い場を設ける必要があります。

新築住宅にタンクレストイレを設ける際の費用相場は、以下のとおりです。

費用項目費用相場
本体+本体工事20〜25万円
洗面台工事3〜5万円
洗面台付帯工事5〜7万円

タンクレストイレを導入する場合には、最低でも30万円ほど必要になるでしょう。

一体型トイレ

一体型トイレは、便器とタンク、便座が1つになったデザインのトイレです。フラット、かつ掃除しやすい点が特徴で、手洗い場は付属するかしないか選択できます。

一体型トイレを導入する際の費用相場は以下のとおりです。

費用項目費用相場
本体+本体工事10〜20万円
洗面台工事3〜5万円
洗面台付帯工事5〜7万円

手洗い場が付属しているものを選べば、10万円程度で導入が可能です。付属していないものなら20万円ほどが必要になるでしょう。

分離型トイレ

分離型は、便器やタンク、便座が別々になっているタイプのトイレです。

手洗い場は付属されていますが、温水洗浄便座が付いていないため、別途購入が必要です。

分離型トイレを購入する場合には、以下の費用がかかります。

費用項目費用相場
本体+本体工事8〜15万円
温水洗浄便座2〜5万円

洗面台が必要ないことで価格を抑えられますが、便座の費用を含めると一体型トイレと同等の値段となります。

新築住宅のトイレに関するよくある質問

ここでは、新築住宅のトイレに関するよくある質問に回答します。

  • タンク レストイレはやめたほうがいいって本当?
  • トイレの種類によっては固定資産税が高くなるって本当?
  • 新築入居前のトイレの汚れ防止でできることは?

タンクレストイレはやめたほうがいいって本当?

先述のとおり、タンクレストイレはデザインがすっきりしており、トイレ空間を広く使える点がメリットです。

一方、水圧が低い地域では設置が難しい点や、停電時の使用が困難な点がデメリットとして挙げられます。

タンクレストイレの導入を考えている場合は、設置場所の条件やライフスタイルに合わせて検討しましょう。

トイレの種類によっては固定資産税が高くなるって本当?

そもそも固定資産税は、建物全体の評価額に基づいて算出されます。トイレに高価な設備や仕様を導入したり、機能性が高いトイレを選んだりすると、建物の評価額が高くなって固定資産税も高くなるでしょう。

トイレの種類が固定資産税に与える影響はそこまで大きいとはいえませんが、家全体のバランスを考慮することが大切です。

新築入居前のトイレの汚れ防止でできることは?

新築住宅に入居する前には、便器の表面に専用コーティングを塗っておくことがおすすめです。汚れが付着しにくくなり、掃除が楽になるでしょう。

また、換気システムを導入してトイレの湿気や臭いを排出することも、カビや汚れの発生を防ぐために効果的です。

新築住宅のトイレはおしゃれと実用性の両立が重要

この記事では、新築住宅のトイレについて解説しました。

新築住宅でトイレを選ぶ際には、デザイン性だけではなく掃除のしやすさや使いやすさなど、機能面を考慮することが大切です。掃除しやすい素材や家族全員が快適に使える機能を備えた製品を選び、長期間にわたって心地良く使えるトイレを意識しましょう。

また、トイレには主に3つのタイプがあり、それぞれ特徴や費用面が大きく異なります。

将来的なランニングコストを踏まえたうえで、担当の施工会社とどのタイプのトイレを選ぶか話し合うことがおすすめです。

記事監修

山口 靖博

宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

最新のトレンドや法改正を踏まえ、円滑な住宅売買に向けた仕組み作りと前線でのサポートを実践する。「ちんたいグランプリ(旧・不動産甲子園)」 2020年度・2022年度特別賞。

  • 2025年3月時点の内容です。

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