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オープンハウスの家
File.47 空間のつながりを感じる家でホテルのように暮らす。
File.47

2020年 5月

今月のオープンハウスの家

空間のつながりを感じる家で
ホテルのように暮らす。

1/8

地下鉄の駅からゆるやかな坂を登って約5分。都心ながら江戸情緒が残る地域の中で、都会的でモダンな外観が目を惹くM様邸。独身のM様が思い描いたのは、平日は1~2階で生活し、休日は3階でくつろぐというライフスタイル。長方形の敷地を生かしつつ、細長さを感じさせない設計にこだわりました。

間取図

 

物件DATA

土地面積 56.54m2
建物面積 96.02m2
間取り 1LDK+S
構造・工法 木造3階建て
駐車場 有り/1台

外観・エントランス

都心の住宅街で、ひときわ目を惹く
アーバン&モダンな外観。

(左)ダークグレーの外壁にブラックの窓枠が映えるモダンな外観。柱と玄関まわりに同色の細いサイディングをあしらって、表情をつけました。
(右)アプローチに設けた木目調のフェンスが外観のアクセント。オープン外構なので車の出し入れがしやすいのもポイントです。

都心にも近く、落ち着いた雰囲気が気に入って、ここに家を建てたいと思ったM様。気になったのは「細長い敷地」でした。「逆転の発想で、その細長さを感じさせない設計にすれば良いと思ったんです」と語ります。そのために2つの工夫を取り入れました。1つ目は「スペースを区切ること」。

3階建の建物は、各階のテーマや用途にあわせて、独立した部屋やコーナーで区切られています。1階には、ゲスト用の居室と水まわりを集約。バスルーム横の細長いスペースも、広めのパウダールームとして使うのではなく、畳コーナーに。オシャレなタタミを敷き詰めた家事室になりました。

畳コーナー

縁なしのタタミを敷き詰めた秘密の隠れ家。お風呂上がりにのんびりと涼んだり、洗濯物にアイロンをかけたり。使い方はアイデア次第です。

サービスルーム

寝室とサニタリーがある2階は、
平日のメインステージ。

東の窓から差し込む朝日を浴びて、元気に1日をスタート。寝室は、すべての壁にアクセントクロスを採用し、ホテルのようなシックな空間に。

洗面所・トイレ

(左)1階の洗面所は、ダークカラーでまとめた男らしい空間。
(右)2階の広々としたトイレには、手洗いも付けました。ゲストが1階のバスルームを使っていても、もう1つあると安心です。

ダイニング

LDKは3つのコーナーに分けて、
細長い空間を作らない。

階段を上がると、目の前はダイニングコーナー。階段の手すりと揃えて、ブラックアイアンの足の家具をセレクト。ブルックリンスタイルでトータルコーディネートしました。

ストレート階段

(左)1階から2階へ。窓からの光がアイアンの手すりを通して廊下に差し込むので、ダウンライトだけでも明るさは十分。
(右)3階の階段上。壁ではなく、アイアンの手すりを間仕切りにすることで、空間のつながりと開放感を生み出しています。

設計の2つ目の工夫は、「ストレート階段」。「普通はまわり階段だと思いますが、細長い敷地を生かして、あえてストレート階段に」というM様。ありきたりではない家にしたかったというM様ならではのこだわりです。手すりをアイアンにしたことで抜け感が生まれ、居室とLDKで階を分けるなど、スペースを区切りながらも、空間のつながりを感じさせる家になりました。

3階は、手前からダイニング、キッチン、リビングという斬新な間取り。真ん中に配置した2列型キッチンは、シンクをリビング側、コンロはダイニング側とふり分けました。「この配置だと、洗い物をしながらテレビが見られるし、ダイニングにいる人と話しながらお肉が焼けるんです」と笑顔のM様。休日に仲間と楽しげに料理をする様子が浮かんできました。

キッチン

キッチンの扉や壁には家のテーマカラーであるダークグレーをセレクト。夜はスポットライトのような光で、オシャレなレストランのように。

リビング

大きなトップライトがポイントのリビング。掃き出し窓と天井からの光で、明るさも開放感もたっぷり。お気に入りのアートやグリーンを配して、インテリアのセンスもプロ並みです。

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