現地を見る前に即断

以前の住まいは、ここから徒歩10分ほどの戸建ての賃貸住宅でした。駅からは徒歩15分の距離で、とても暮らしやすかったです。ここは大きなターミナル駅で交通の便は非常にいいですし、街にもいろんなお店がそろっていて、利便性は素晴らしいと感じていました。夫婦ともずっとこの街に暮らしたいと思っていたので、マイホームを手に入れるならこの場所でというのは私たちにとって当然のことでした。（奥様）

この住まいを実現したきっかけは、ネットでたまたまこの土地が売りに出ているのを見たことでした。駅まで6～7分という近さで、価格も思ったほど高くなく、直感的に「ここだ！」と思いました。住所を見ただけでだいたいどのあたりか見当がついたので、迷いはありませんでした。
すぐにオープンハウスさんに連絡して、営業センターでお話を聞かせていただき、その場ですぐに「買います」って言ったんです。その時点では現地も見ていません。（奥様）

即断即決です。オープンハウスさんを訪ねる前から、たぶん決めるんじゃないかなという予感はありました。現地も見ないでということで驚かれるかもしれませんが、土地勘があるので、住所だけで環境等もだいたい想像できてしまったんです。
「じゃあ買おうか」という感じでした。
初めてこの土地を見たのは、購入を決めて営業センターから帰るときです。思っていたとおりの土地で、決めて正解だったと思いました。（ご主人）

実は同じエリアに4区画売りに出ていて、そのうちの3つは既に売却済みでした。最後の区画ということで、きっとこの土地もすぐに売れてしまうと思ったことも、即決の理由になりました。やはりいい条件の物件はすぐに売れてしまうと思います。
以前は賃貸でしたので家賃を払っていましたが、マイホームを手に入れてからは月々の支払いも家賃より低く抑えられています。満足度は100点以上。迷わず決断して本当によかったと思います。（奥様）

ホテルライクなシックな空間

2階のLDKを極力広々と使いたかったので、参考プランのⅡ型キッチンをコの字型キッチンに変更し、ゆったりとしたスペースとしました。食事の際は広いキッチントップをテーブル代わりに使うため、ダイニングテーブルは置いていません。おかげでリビングには余計なモノを置かずにすみ、背伸びして寝転がることができます。

前の家では収納が悩みのタネで、モノが家のあちこちに出っぱなしになっていました。新居のリビングには大型の収納を設置。ここに日用品や本、文具類、各種取説、薬品など、あらゆるモノをしまっています。室内に余計なモノが出ることはなく、すっきりした空間になりました。（奥様）

猫が3匹います。元気のいい子たちで、前の家ではすぐに玄関から飛び出そうとして困っていました。そこで新居では玄関に格子状のラインフレームを設置。猫が飛び出さないようにしました。ガラスにしたので狭さを感じることはありません。
また、猫のためにリビングにはキャットウォークを設置しました。前の家からの念願だったんです。猫たちも大喜びでキャットウォークに飛び乗って遊んでいます。
家の前から窓辺に座って外をうかがっている猫の姿が見え、まるで帰ってくる私たちを出迎えてくれているようです。（奥様）

ホテルライクにしたいというのが、私の強い希望でした。家全体をシックで落ち着いた感じにしたいと思ったのです。寝室も暗めの雰囲気にしたいと思い、折り上げ天井を利用した間接照明にしました。壁紙も暗めのものを選んでいます。居室の巾木や階段の手すりなどもダークな色合いにし、コンセントも黒にしました。
寝室の隣には私の在宅ワーク用の仕事部屋を設けました。ここも落ち着いた暗めの雰囲気にしたく、ハイサイド窓で、必要最低限の外光を採り入れるだけにしています。壁紙を落ち着いたものにしたため、リモート会議などでは特に映えるようで「オフィスからですか？」とよく言われます。生活感を抑えられてよかったです。（奥様）

プランの打ち合わせなどはほとんど妻に任せていましたが、唯一、私がこだわったのがルーフバルコニーです。一画には人工芝を敷き、バーベキューセットも置いて、友人とにぎやかに楽しんでいます。
昼もいいですが、最高なのは夜ですね。夜景を楽しみながらビールを飲んでいると、大好きな街に暮らす喜びを実感します。（ご主人）

プロの提案に納得

セミオーダー方式でよかったと思います。というのも、完全な自由設計だと決めなければならないことが多すぎて、きっと最後まで迷いっぱなしだったと思うからです。同じ意味で、打ち合わせ回数に制限があるのもよかったです。「いつまでに、これとこれを決めなければ」とはっきりしていることで、迷うことなく仕様を固められました。せっかくのマイホームですので、後になって「ああすればよかった、こうすればよかった」と悔いが残らないようにしたいものです。細かな仕様を決めていく際も、金額は気にせず、本当に気に入ったものを選ぶといいと思います。「高いから別の材料にした」と妥協すると、結局は入居してから後悔しますから。（ご主人）

ホテルライクな空間にしたいというのが大前提でしたから、最初「壁紙は全部黒に」「窓は一切いりません」と極端なお願いをしたんです。それに対して設計担当の方は「この壁紙でもシックな感じになります」「ハイサイド窓なら採光も最低限に抑えられます」と代案を提案してくださいました。あのときの助言には従ってよかったと思っています。こちらの希望を遠慮せずぶつけることは大切ですが、住まいづくりは初めてのこと。やはり場数を踏んだプロの提案はさすがだと思いました。（奥様）