エリアを絞って相談

住まい探しはエリアを決めることからスタートしました。条件は通勤時間30分以内。その条件に当てはまる東急東横線の沿線を訪ねてまわり、落ち着いた雰囲気が気に入った現在の駅周辺に絞ることにしました。
横浜は坂が多いのですが、このあたりは比較的平坦なのもよかったです。（ご主人）

具体的な物件選びを始め、最初にコンタクトを取ったのがオープンハウスさん。ネットで物件を探し、気になるものがあったので、連絡を取りました。結局この物件は納得できなかったので諦めましたが、その後も引き続きオープンハウスさんにお願いすることにしました。
他社に並行してお願いしても煩わしいだけですし、いずれお断りすることになることを想定すれば、何社も声をかけるのは後々大変になると思いました。それよりも圧倒的な物件数のオープンハウスさんにお任せした方がいいと考えたわけです。仮に他社に相談するにしても、オープンハウスさんの物件を見切った後でいいと決めていました。
こうして10件ほどの物件をオープンハウスさんに案内していただき、現在の土地に出会うことができました。（ご主人）

この土地は静かで落ち着いた住宅街ということで、ご紹介いただいてすぐに気に入りました。環境がよかったんです。周囲は比較的新しい住宅が多く、地域の古くからのしがらみのようなものが少なそうだと思ったことも、気に入った理由の一つです。
セミオーダー式で、私たちの希望が十分に反映できる点もよかったです。自由設計だとどれだけ時間があっても足りなかったのではないでしょうか。設計担当の方は私たちの抽象的な希望をしっかりと具体的な形に落とし込んで提案してくださり、感謝しています。
入居して半年が過ぎましたが、満足度は100点満点です。（奥様）

オープンハウスの提案力で実現

"抽象的な希望を具体的な形で提案してくれた"とお話ししましたが、その一番の好例が2階LDKの吹き抜けです。当初の販売プランには吹き抜けはなく、明るくて開放的な空間が欲しいとお伝えしたところ、ご提案いただきました。
2階LDKは南側に窓を設けていたのですが、実は隣家の壁がすぐ近くまで迫っていて、窓を開けてもその壁しか見えません。採光も不十分です。そこで提案いただいたのがこの吹き抜けでした。天窓も設けたおかげでLDK全体に3階からの光が降り注ぎ、とても明るい空間とすることができました。冬も暖かく、床暖房をつけておけばエアコンを使わなくても過ごせるほどです。オープンハウスさんの提案力に感謝しています。（奥様）

1階は玄関と客間としてのサービスルーム、3階はプライベートゾーンの寝室と、フロアごとにはっきりと分け、2階に洗面所、浴室などの水回りも集約し、日常生活はここで完結できるようにしました。在宅勤務時のリモートワークも、ダイニングテーブルの横に置いた自作のカウンターテーブルで行っています。
こうして2階に生活動線を集約させたことで、コンパクトで合理的な空間にすることができました。
また、以前の賃貸マンションでは収納スペースの少なさに閉口していたので、新居ではとにかく収納をたくさん設けたいとお願いしました。靴を履いたまま出入りできる1階の玄関収納、大好きな食器を大量にしまっておけるキッチンの吊戸棚、寝室の収納など、各部屋に収納を確保。キッチンシンクは壁に寄せず、少しスペースを確保して可動棚をつけました。ここはちょっとしたパントリー代わりに使っています。私はモノが外に出ているのが嫌なので、中にしまっておける造り付けの収納が多いことには、とても満足しています。（奥様）

キッチンも気に入っています。実は私も料理を作るのが好きで、中華料理は得意メニューの一つ。夫婦で一緒に立てるキッチンが欲しいと思いました。
当初の販売プランではI型のキッチンでしたが、L字型なら2人で同時に使えると考えました。設計者の方に相談したところ「それならⅡ型がいいのでは」とご提案いただき、このキッチンが実現しました。
キッチンをダイニング側に少し寄せて、その分、並列した間のスペースを広く確保。おかげで夫婦で調理するときも、体がぶつかることはありません。週末には一緒に調理を楽しんでいます。以前は外でお酒を飲むこともありましたが、マイホームを手に入れてからは、自宅で飲むことがほとんどです。これも生活の変化の一つです。（ご主人）

現在は夫婦2人の暮らしですが、この先、子どもが生まれることも想定して、ライフスタイルの変化に備えた住まいとしています。具体的には3階の寝室を間仕切りで仕切って2部屋にし、子供部屋として使いたいと考えています。もし、仲良しの兄弟なら仕切らなくても大丈夫かもしれませんね。
そして、主寝室を子供部屋に明け渡したら、現在は客間として使っている1階のサービスルームを私たちの主寝室に転用するつもりです。（ご主人）

できるだけ多くの物件見学を

とにかく物件はたくさん見た方がいいと思います。私たちも、建売も含めて様々な物件を見て歩きました。物件を見てそのつど夫婦で「ここがいい」「ここはちょっと」と話し合うことで、次第に新居についての希望が具現化してきて、イメージがはっきりと浮かび上がってくるように感じました。その意味で、物件探しはいい勉強になりました。このように数多くの物件を見て学ぶという点でも、豊富な物件数のオープンハウスさんにお願いして良かったと思います。（奥様）

最初に妥協できること、妥協できないことをはっきりさせました。
当初、駅からは徒歩15分以内と決めていたのですが、物件を見て歩くうちにこの点は妥協してもいいと思うようになり、その代わり、設備や間取りなどは妥協しないと決めました。限られた予算をどのように配分するか、優先順位をはっきりさせたわけです。一度決めてしまえば、あとは迷うことなく進められると思います。（ご主人）

やはり一番大切なことは、夫婦でとことん話し合うことでしょう。セミオーダー式とはいえ、決めなければならないことは山のようにあり、豊富な選択肢の中からどれを選べば良いか、迷うことだらけです。もしこれが完全自由設計だったら、とても決めきれなかったのではと思ってしまいます。
話し合いながら選択肢の中から選んでいく際、お互いの価値観の違いが浮かび上がってきますし、時には歩み寄ることも必要になってきます。住まいづくりとは、まさにそうした話し合いそのものだと思います。（ご主人）