Vol.05 ユーティリティ（水まわり設備）編 | はじめてのショールーム訪問 | お役立ちマガジン

Vol.05

ユーティリティ
（水まわり設備）編

はじめてのショールーム訪問

マイホームに自分らしさをプラスする
選べるキッチンやバスルーム。

1/8

連載5回目は、キッチンをはじめバスルームや洗面化粧台など、モデルルームの中で見学したものとは違う製品が展示されたエリアをチェック。メーカーごとの特徴や、選べる機能、カラーなどを比較検討することで、どこにこだわりたいのか、どんな設備がほしいのかなどが、より明確になってきます。自分に合ったものにカスタマイズできるのが注文住宅の醍醐味。たっぷり悩みましょう！

登場人物紹介

設計士

住みやすく、愛着がもてる家をご提案するのがモットー。人と話すのが好きな性格で、注文設計というこの仕事に楽しさとやりがいを感じている。

ライター

現在都内の賃貸マンション住まいのアラサーライター。マイホームには憧れがありつつ、自分には贅沢で縁のない話ではないかと諦めかけている。

ショールームフロアマップ

ショールームの写真は2016年12月時点のものであり、実際の仕様と異なる場合がございます。

8F

1F

キッチン＜標準＞

デザインや機能はお好みで。
わが家にピッタリのキッチンを見つけよう！

標準キッチンはクリナップ、パナソニック（＝写真奥）EIDAI（＝写真手前）から選べます。色などはカスタマイズできるほか、各社にさまざまな特徴があるので、じっくり検討したいところ。

設計士: 今回は、キッチンやお風呂などを設備ごとにご案内していきます。まずは標準タイプのキッチンですね。モデルルームにあったのはクリナップのキッチン、こちらは右がパナソニック、左がEIDAIの製品です。

ライター: メーカーごとに特徴があるんですか？

設計士: パナソニックのキッチンは、扉の面材のデザインがオシャレなんですよ。

ライター: これはシックな感じで、カッコいいですよね。ほかにもいろんな面材を、サンプルを見ながら選べるんですね！

設計士: はい。パナソニックには、他社ではあまり見かけないテクスチャーのものがあって、バリエーションも多いんです。例えば、アッシュ系の木目調とか。

ライター: いいですね〜。ナチュラルでかわいい！　カフェ風にしたい人とかに良さそうですよね。こんなにたくさん種類があると迷っちゃいます（笑）。

設計士: 床材に合わせて選んでいただくと、一体感が出ますよ。

ダークグレーの面材にダークブラウンの床を合わせたパナソニックのキッチン。奥に見えるカラーパネルは、選べる色の一例です。

ライター: なるほど〜！　でもちゃんと選べるか自信がないので、「この床材ならこういうものが合いますよ」って提案していただけるとありがたいです（笑）。

設計士: もちろんです（笑）。トータルでご提案します！

ライター: かなり個性的な色もあるみたいですが、そういう色を選ぶ方もいらっしゃるんですか？

設計士: いらっしゃいますよ！　先日も、真っ赤なキッチンにした方がいらっしゃいました。例えば床は濃いめの木にして、玄関ドアや設備関係の色を遊んでアクセントにすると、意外と合うんですよ。

ライター: そうなんですね！　特徴はほかにもありますか？

設計士: クリナップと同じなんですが、ステンレス加工になっていることですね。オプションで人工大理石の天板も選べます。

ライター: こだわる人にはありがたい選択肢ですね。シンクも広いし、文句なしです。

空間を有効活用できる「スリーレイヤードシンク」を備えたEIDAIのキッチンは、料理が快適にできそう。

設計士: EIDAIは、「スリーレイヤードシンク」が特徴です。調理プレート、水切りプレート、シンク底と3層になっていて、お料理をするスペースと、野菜などを水切りできるスペースがシンクの上にできるんです。使わないときは収納できるようになっています。

ライター: 便利！　お料理好きの人にぴったりですね。賃貸だと、「どこで料理すればいいのか」っていうスペースしかないキッチンもあるのに（笑）、このキッチンは広くて、さらにこのプレートも付いてるなんて！

設計士: EIDAIは人工大理石が標準なんです。もちろん、面材のカラーバリエーションも多いですよ！　あともう1点、アース製薬と共同開発した、虫が寄り付かないパッキンを使っているのも大きな特徴ですね。

ライター: すごい。それはポイントが高いです...！

設計士: それから、どのメーカーも共通しているのは、レンジフードのお手入れがしやすくなっていることです。

ライター: レンジフードの掃除、本当にいやなんですよね...。大体、見ないふりをします。で、こまめにやらなかったことを年末に後悔する（笑）。

設計士: ふふふ（笑）。こちらはブーツ型のレンジフードですが、オプションで薄型に変えることもできます。

ライター: 標準でもかなりコンパクトに見えますが、もっとスリムなものがあるんですね。

設計士: キッチンがリビングから見える間取りの場合に、おすすめしています。

ライター: ちなみに、キッチンは高さを変えることもできるんですか？

設計士: もちろん調整できます。低いと腰に負担がかかるし、高すぎると力を入れるのが難しくなるので。

ライター: 自分に合った高さにできるのは、注文住宅ならではですよね。

設計士: コンロは3口ガスコンロが標準ですが、オプションでIHに変更することもできますよ。

キッチン＜オプション＞

暮らしをランクアップしてくれそうな
ハイグレードキッチンにも注目。

設計士: 続いてオプションタイプも見ていきましょう。

ライター: 一目見ただけで、もうオシャレですね（笑）。

設計士: タカラスタンダードのキッチンです。オプションタイプのモデルルームにあったキッチンと同じメーカーですね。あちらがSグレード、こちらはHグレードの高級ラインです。

ライター: 響きからしてなんかすごいです（笑）！

設計士: 標準のキッチンよりも奥行きをしっかり取って、90cmあります。アイランドキッチンにする場合は、対面で軽食をとれるカウンターのように使うこともできます。

ライター: すてきな暮らしですね...。

設計士: そして何と言っても一番の特徴は、デュポン社の「モデスト」シリーズの人造大理石を使っているところですね。

ライター: やっぱり質感が全然違いますよね。ツルツル！

設計士: 色も選べます。ちょっとキラキラしたものなんかもありますよ。

（左）コンロ側のパネルは焦げや汚れに強く、実用性の高いホーロー製。レンジフードは圧迫感のない、スタイリッシュなデザインが目を惹きます。
（右）大容量の作り付け収納には、キッチン家電や食器類、ゴミ箱までなんでもスッキリ収まります！

設計士: あと、ホーローのキッチンパネルを使っているので、磁石がくっつきますし、焦げや汚れは水拭きでサッと落ちます。

ライター: それ、本当にすごいですよね〜。

設計士: このパネルも柄が入ったものがあったりして、いろいろ選べますよ。それから、レンジフードも見てみてください。

ライター: あ！　薄っ！

設計士: これなら反対側から見えても変じゃないですよね。

ライター: フォルムがカッコよくて、まるでお店みたいです。

設計士: あとは、うしろにあるような作り付けの収納も付けられます。

ライター: 家具を置かなくていいのはとってもありがたいです。

設計士: ゴミ箱もスッキリ収まるスペースがありますよ！

ライター: それそれ！　ゴミ箱があると生活感が丸出しになるのがいやなので、かなりプラスポイントです！

バスルーム・洗面化粧台＜標準＞

お風呂、トイレ、洗面化粧台。
こだわりたいのはどの設備？

（左）TOTOのバスルームは、お手入れのしやすさもポイント。
（右）パナソニック製の洗面化粧台。コンパクトながら十分な収納力とオシャレさを兼ね備えています。

設計士: 次は標準のお風呂と洗面化粧台です。モデルルームにあったお風呂はパナソニックでしたが、こちらはTOTOです。「カラリ床」が標準で入っていますが、オプションで「ほっカラリ床」に変更することもできますよ。浴槽の形も、腰掛けのあるタイプにすることもできますので、半身浴を楽しみたい方や小さいお子さんがいる方に選ばれていますね。

ライター: 「ほっカラリ床」にされる方は多いんですか？

設計士: そうですね。実際に踏んでみると、やっぱり全然違うので。それから、カウンターの壁側は少しすき間が空いているので、水が溜まったりしないのも特徴です。

ライター: 清潔にできていいですね！

設計士: 洗面化粧台は、標準タイプのパナソニックのものです。キッチンもそうでしたが、パナソニックはやっぱり面材がオシャレですね。

ライター: かわいいですね。これは、標準のモデルルームで見た洗面化粧台と同じ幅ですか？

設計士: 同じです。水栓の横に小物を置くスペースがあることが、モデルルームのものとは違う特徴ですね。

ライター: コンパクトなタイプとはいえ、どちらも全然小さく感じないですよね。ところで、もしかしてお風呂って壁などを変えられるんですか？

設計士: 変えられますよ。バリエーションがたくさんあるので、ミニチュアの模型を使って、壁の色と浴槽の組み合わせをシミュレーションしていただけます。

（左）小さな模型を使って理想のお風呂をシミュレーション！
（右）浴槽や壁などを組み替えて、お気に入りの組み合わせを探せます。

ライター: ちっちゃい！　かわいい！

設計士: 「ちょっと違うな〜」って思ったら、こんなふうに色を変えてみたり（笑）。

ライター: 楽しい...（笑）。組み立ててイメージできるから、失敗がなさそうでいいですね。

トイレ・洗面化粧台＜オプション＞

（左）手洗い付きのゆったりトイレは、タンクレスにすれば空間がさらに広々。
（右）オシャレさがグッと上がるフロートタイプの洗面化粧台。

設計士: では、最後にオプションタイプのトイレと洗面化粧台をご紹介します。まずトイレは、オプションでタンクレストイレに変えていただけます。

ライター: このトイレはスペースをかなり広く取っていますね。軽いお部屋くらいのゆとりがあるような...（笑）。

設計士: そうですね。お客様も使うトイレを、こんなふうに手洗いを付けていただいてもいいかもしれません。

ライター: それに、たとえトイレの広さをこんなに取れなくても、タンクレスにすれば圧迫感がなくなっていいですよね。あと、意外とホコリとかがたまるタンクがない分、掃除も楽になりそう（笑）。

設計士: 壁は、ニオイや湿気対策になる「エコカラット」という調湿の壁材を使っています。床も普通のフローリングではなく、お掃除やお手入れがしやすい鏡面調の床材「ハピアフロア」です。

ライター: トイレは清潔にしておきたいですもんね。

設計士: オプション仕様の洗面化粧台もパナソニックで、"フロートタイプ"の洗面台です。

ライター: フロートタイプ？

設計士: 宙に浮いているような洗面台です。ちょっとオシャレな感じにしたい方におすすめです。

ライター: 確かにオシャレですね！

設計士: はい、普通の洗面台とは全然感じが違いますよね。鏡のうしろに間接照明が入っているのもポイントです。

ライター: 本当だ！　光の照らし方がカッコよさを引き立ててる。毎日の身支度が楽しくなりそうですね。せっかくのマイホームだから、こんなふうに気分が上がる設備にしたいかも。

設計士: そうですね。次回はさらに細かく、床や壁などを選べるエリアに行きましょう！

※掲載の記事は2017年取材のものです。商品によっては現在取り扱いがない場合もございます。

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