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建売住宅と注文住宅を徹底比較|費用・自由度などそれぞれの特徴を解説

公開日:2025年06月02日

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この記事では、建売住宅と注文住宅の違いを比較し、詳しく解説します。

マイホームの取得方法として人気のある建売住宅と注文住宅は、価格の透明性や購入のしやすさ、住まいへのこだわり度などに明確な違いがあります。たとえば、コストとスピードを重視するなら建売住宅、自由度を求めるなら注文住宅が向いているといえるでしょう。

この記事では、それぞれの特徴や向いている人についても解説します。これから家探しを始める人や、自分に合った住宅スタイルを見極めたい人は、ぜひ参考にしてください。

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そもそも建売住宅・注文住宅とは?

マイホームを検討する際、多くの人が最初に迷うのが「建売住宅」と「注文住宅」の違いです。

それぞれ仕組みや購入方法、自由度が大きく異なるため、自分たちの暮らし方に合った選択をすることが大切です。

ここではまず、建売住宅と注文住宅の基本的な特徴について、整理しておきましょう。

  • 建売住宅とは
  • 注文住宅とは

建売住宅とは

建売住宅とは、すでに住宅が完成している、もしくは完成を前提に建設中の住宅を土地とセットで購入する形式です。不動産会社やハウスメーカーが土地を仕入れ、住宅を建てて販売するのが一般的な流れとなります。

購入時点で間取りや仕様が決まっているため、自由な設計変更は基本的にできませんが、建設の進捗状況によっては実際に建物を見てから購入を判断できるケースもあり、そこは大きなメリットとも言えます。また、価格が明確で資金計画を立てやすく、契約から引き渡しまでの期間が短いことも魅力のひとつです。

なお、建売住宅には「完成済み」と「未完成」の状態があります。未完成のものでも設計はすでに決定済みであるため、建築確認申請など法的な手続きは完了済み。原則として自由なカスタマイズはできない仕様になっています。

注文住宅とは

注文住宅とは、土地の取得と建物の建築を分けて行う住宅購入スタイルです。施主がハウスメーカーや工務店と工事請負契約を結び、自分たちの希望に応じて一から住宅を設計・建築していきます。

間取りや外観、キッチン・浴室などの設備に至るまで、細部まで自由に決められるのが大きな魅力です。一方で、打ち合わせや工期に時間がかかるため、完成までに数カ月から1年以上かかるケースも少なくありません。

注文住宅を建てる場合、土地が未取得であれば「建築条件付き土地」か「条件なし土地」を購入する必要があります。

建築条件付き土地は、特定の施工会社で建てることが前提となっており、設計自由度がやや限定されることがあります。対して、建築条件が付いていない土地なら、好きな施工会社に依頼して建築できます。

建売住宅と注文住宅を徹底比較

建売住宅と注文住宅は、マイホームの取得方法としてよく比較される選択肢です。価格のわかりやすさや入居までのスピードを重視するなら建売住宅、間取りや設備にこだわりたいなら注文住宅が向いています。

どちらにもメリットとデメリットがあり、ライフスタイルや重視するポイントによって最適な選択は異なります。

ここでは、建売住宅と注文住宅の違いを項目ごとに整理し、紹介します。

  • 価格のわかりやすさ
  • 資金計画の立てやすさ
  • 間取りの自由度
  • 設備や建材の選択肢
  • 入居までのスピード
  • 完成後の品質の見えやすさ
  • 保証とサポート体制

価格のわかりやすさ

建売住宅は「土地+建物」がセットになっており、物件価格があらかじめ明示されているため、総費用が非常に把握しやすい点が特徴です。

住宅ローンのシミュレーションも行いやすく、資金計画が立てやすいという安心感があります。

対して注文住宅は、建物の仕様や工事内容によって費用が変動するため、契約前の段階で正確な総額を把握しにくい面があります。

設計変更や設備の選択によって追加費用が発生することもあります。

資金計画の立てやすさ

建売住宅はすでに価格が決まっており、ローン手続きも一本化できるため、資金計画をシンプルに立てやすいのが利点です。

土地と建物の一括ローンが基本で、購入から入居までの流れが比較的スムーズです。一方、注文住宅は土地と建物の購入タイミングが異なることも多く、融資の段階も分かれます。

とくにフラット35を利用する場合は、建物の完成後でなければ融資実行できないため、つなぎ融資の手配やそれに伴う利息の負担も考慮が必要です。

間取りの自由度

間取りを自由に設計できるのは注文住宅ならではの魅力です。家族構成やライフスタイルに合わせて、動線や収納計画、将来のリフォームまで見越した設計をゼロから組み立てられます。

建売住宅の場合、間取りはあらかじめ決められており、変更は基本的にできません。

未完成物件であっても大枠は確定しており、自分たちの理想にフィットした間取りの物件を「探す」スタイルになります。

設備や建材の選択肢

注文住宅では、キッチンやお風呂、フローリング材、断熱材などを自分で選べ、こだわりの設備を取り入れる自由度があります。

オール電化や太陽光パネルの導入など、エコ性能にこだわった仕様にも対応しやすいのが特徴です。

一方、建売住宅はあらかじめ用意された仕様が絶対で、基本的には仕様の変更はできません。ただし、一部の物件においては仕様を変更できるケースもありますので、気になる場合は不動産会社にお問い合わせください。

入居までのスピード

入居を急ぎたい場合には、建売住宅の即入居可能なメリットが際立ちます。完成済みであれば、契約後すぐにローン審査を進められ、早ければ1〜2カ月程度で引き渡し・入居が可能です。

注文住宅は土地の購入から設計・施工と段階を踏むため、早くても半年以上、長ければ1年を超えることも珍しくありません。

入居時期が明確に決まっている場合は、建売住宅のほうがスケジュールの調整がしやすいでしょう。

完成後の品質の見えやすさ

建売住宅は完成品を購入するため、間取りの使い勝手や室内の明るさ、実際の広さを自分の目で確認してから判断できます。

家具の配置や収納スペースなどもリアルにイメージしやすいでしょう。一方、注文住宅は図面やパース、3Dシミュレーションで完成を想像する必要があります。

施工会社によっては、類似のモデルハウスや施工例を案内してくれることもあるため、視覚的な確認の手段を上手に活用することが求められます。

保証とサポート体制

新築住宅には、建売・注文問わず法律で10年間の瑕疵担保責任が義務づけられています。

ただし、施工会社や販売会社によってアフターサービスの内容には違いがあり、定期点検や保証範囲の広さなどを事前に比較しておくことが重要です。

注文住宅は長い付き合いを前提とした手厚いフォローを提供している会社もあり、自由度の高さだけでなく、こうしたサービス面の違いにも注目して選びましょう。

建売住宅・注文住宅のそれぞれ向いている人の特徴

建売住宅と注文住宅は、それぞれに異なるメリットを持っており、どちらが優れているとは一概にはいえません。

大切なのは、自分や家族がマイホームに何を求めるかという価値観とライフスタイルです。ここでは、それぞれの住宅タイプに向いている人の特徴を紹介します。

迷ったときは、どちらが「自分たちに合っているか」の視点で選ぶのが後悔しない判断につながります。

  • 建売住宅が向いている人
  • 注文住宅が向いている人

建売住宅が向いている人

建売住宅は、コストと手間を抑えながらスムーズに入居したい人に向いています。住宅の設計や設備はあらかじめ決められており、購入者自身が細かくプランニングを行う必要がないため、家づくりに時間をかけられない人にとっては非常に効率的です。

以下のような条件に当てはまる人は、建売住宅のメリットを実感しやすいでしょう。

  • できるだけ早く入居したい
  • 家づくりに手間をかけたくない
  • 土地を所有していない
  • 完成物件を見てから購入したい
  • 価格が明確で資金計画が立てやすい住宅を探している

また、場合によっては建物が完成していることもあるので、その場合は実際に内覧して間取りや日当たりも確認してみてください。

注文住宅が向いている人

注文住宅は、「理想の家を一からつくりたい」と考える人に適した選択肢です。

設計段階から間取り・設備・建材などを自由に選べるため、ライフスタイルや趣味を反映した自分だけの住まいが実現できます。

次のような希望を持つ人におすすめです。

  • 家のデザインや設備にこだわりたい
  • 将来を見据えた柔軟な間取りを計画したい
  • 趣味やライフスタイルを住まいに反映させたい
  • 時間や手間がかかっても理想の家を追求したい
  • 住宅に対する思い入れが強く、妥協したくない

注文住宅は、土地の購入や設計の打ち合わせなど、プロセスが多くなるぶん時間もかかりますが、その分、家に対する満足感や愛着も深まります。

暮らしの質を大切にしたい人、家族の変化や将来設計を反映した住まいを持ちたい人にはぴったりの選択肢です。

建売住宅と注文住宅の比較でよくある質問

建売住宅と注文住宅を検討するなかで、「どちらが得なのか?」「後悔しにくい選び方は?」といった疑問を持つ人は少なくありません。

ここでは、実際に多く寄せられる3つの質問について、判断の参考になるポイントを解説します。

  • 建売住宅と注文住宅はどちらが安い?
  • どちらのほうが資産価値が下がりにくい?
  • 建売住宅の品質は?

建売住宅と注文住宅はどちらが安い?

建売住宅は複数棟をまとめて建築することが多く、資材の一括仕入れや工期の短縮によってコストを抑えやすい傾向があります。

あらかじめ価格が明示されているため、予算に合わせて選びやすいのも特徴です。

注文住宅は自由度が高い分、こだわり次第で費用が増えることがあります。ただし、間取りや仕様を調整すれば費用を抑えることも可能です。

どちらのほうが資産価値が下がりにくい?

資産価値は建物の構造やデザインよりも、立地や周辺環境によって左右されることが多いです。

交通の便がよいエリアや再開発が進んでいる地域では、建売、注文住宅のどちらでも価値を保ちやすい傾向があります。

逆に、立地条件が悪ければ、どちらの形式であっても価値の下落リスクは避けられません。将来を見据えて、土地の条件もしっかり確認しておくことが大切です。

建売住宅の品質は?

建売住宅は、法律に基づいてしっかりとした基準で建てられています。構造や耐震性などもチェックされているため、品質面で大きな不安はありません。

また、多くの建売住宅は完成済みですので、内装や設備を実際に見てから判断できます。複数の住宅を同じ設計で建てることで、一定の品質が保たれているのも特徴です。

販売会社によって仕様に違いはありますが、現地見学を通じて納得のうえで選べます。

建売住宅と注文住宅を比較して自分に合った住まいを選ぼう

建売住宅と注文住宅は、それぞれに異なる特徴があり、どちらが正解というわけではありません。価格や手間、自由度、完成までの期間など、どこを重視するかによって最適な選択肢は変わってきます。

できるだけ早く住み始めたい、予算を明確にしたいという人には建売住宅が向いています。一方で、間取りやデザインにこだわりたい、将来の暮らし方を見据えた家づくりをしたいという人には注文住宅が適しています。

自分たちのライフスタイルに合った住まいを見極めることが、納得のいくマイホーム購入につながります。マイホームの購入を検討されている方は、まずはオープンハウスの会員登録から始めてみませんか?

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記事監修

山口 靖博

宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

最新のトレンドや法改正を踏まえ、円滑な住宅売買に向けた仕組み作りと前線でのサポートを実践する。「ちんたいグランプリ(旧・不動産甲子園)」 2020年度・2022年度特別賞。

  • 2025年5月時点の内容です。

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