2013年3月27日
株式会社オープンハウス
消費税増税で住宅購入に「焦り」 夫5割に対し妻7割
住宅選び 妻、自分の「こだわり」に強気!
夫の不満が爆発!?「夫婦げんか」に発展の可能性 4割
株式会社オープンハウスは、来年2014年4月の消費税率引き上げから1年を前に、現在、東京23区内の賃貸住宅に居住していて、初めての住宅購入を検討している30代~40代の既婚男女200名を対象に「住宅購入に関する意識調査」を実施いたしました。
今回の調査では、住宅購入意向者全体の6割(60.0%)が消費税増税に「焦り」を感じ、中でも夫(50.0%)よりも妻(70.0%)の方がシビアに「焦り」を感じている傾向が明らかになりました。一方で、「住宅購入の計画を早めるか早めないか」は全体で半数ずつ(「早める」49.5%、「早めない」50.5%)に分かれ、購入のタイミングを見極めている様子がうかがえます。
また、住宅選びの3大ポイントは「価格」(88.5%)、「エリア」(71.5%)、「間取り」(49.5%)で、購入予算は「3000万円以上4000万円未満」がボリュームゾーン(38.5%)であることがわかりました。なお、気に入った物件については、100万~200万円程度予算オーバーしてでも、「購入する」意向が強い(81.5%)ようです。
東京への居住志向については、「東京23区内に住みたい」が8割(80.0%)を占め、「城東地区」、「城西地区」、「城南地区」「城北地区」ともに、「住み慣れている」や「交通や買い物などの利便性が高い」が主な理由として挙げられました。中でも、「城南地区」では「資産価値が高い」、「憧れている」、「ステイタスがある」が他地区と比べ、顕著に高いことがわかりました。
そして、購入するなら「戸建」か、「マンション」かを願望と現実でたずねたところ、約6割(55.0%)が「戸建を購入したい」ものの、現実的には「戸建」が約3割以下(26.5%)に半減。現実的な検討として「マンション」が7割以上(73.5%)を占めました。
住宅選びに際しては、以下のように、夫よりも、妻の「強い想い」が浮き彫りになり、妻の「こだわり」に対する強気な姿勢が垣間見られました。
こうしたことから、住宅選びが原因で「夫婦げんか」に発展する可能性が、夫(40.0%)の方が妻(32.0%)より高い傾向にあるのかもしれません。
消費税増税は生活に大きな影響を及ぼしかねますが、「住宅選び」は将来の新しい生活に目を向けた、ご夫婦の協働作業です。ご夫婦お互いでコミュニケーションを密にして、是非、充実した「住宅選び」をしていただけたらと思います。
内訳 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
30代 | 50名 | 50名 |
40代 | 50名 | 50名 |
合計 | 100名 | 100名 |
【消費税増税の影響】
消費税増税に「焦り」を感じつつ、一方で、購入のタイミングを見極めている様子
「東京のどこにでも家を建てられるなら、どのエリアがいいか」をたずねたところ、全体では世田谷区(12.5%)、港区(10.0%)、目黒区、杉並区(6.5%)と続きました。
「増税により住宅購入に『焦り』を感じるか」をたずねたところ、全体で6割が「焦りを感じる」(「どちらかというと焦りを感じる」を含む)と回答。中でも、男性は半数(50.0%)が「焦りを感じる」(「どちらかというと焦りを感じる」を含む)と回答しているのに対し、女性は70.0%が「焦りを感じる」(「どちらかというと焦りを感じる」を含む)と回答し、女性の方が消費税増税に対して、顕著に「焦りを感じている」ことがうかがえます。【図1】
N=200(男性n=100・女性n=100)
「増税による住宅購入計画変更の有無」についてたずねたところ、男女の差異はほとんどなく、全体では「早めたいと思う」(「どちらかというと早めたいと思う」を含む)49.5%と「早めないと思う」(「どちらかというと早めないと思う」を含む)50.5%とほぼ半数ずつで、購入のタイミングを見極めている様子がうかがえます。【図2】
N=200(男性n=100・女性n=100)
【住宅購入意向層の志向】
住宅選び3大ポイントは「価格」、「エリア」、「間取り」で、購入予算は3000~4000万円が中心
「住宅選びで何を重視するか」をたずねたところ、「価格」(88.5%)、「エリア」(71.5%)、「間取り」(49.5%)の順に重視すると回答しています。【図3】
N=200(男性n=100・女性n=100)
「住宅購入の予算」をたずねると、「3000万円以上4000万円未満」(38.5%)、「3000万円未満」(22.0%)、「4000万円以上5000万円未満」(19.0%)と続き、「3000万円以上4000万円未満」がボリュームゾーンにあることがわかりました。なお、回答者の中での平均金額は3892.5万円で、最高金額は2億5000万円でした。【図4】
N=200(男性n=100・女性n=100)
「気に入った物件があった場合の予算オーバー(100~200万円程度)」についてたずねたところ、男女の差異はほとんどなく、全体で「購入すると思う」(「どちらかというと購入すると思う」を含む)が8割以上(81.5%)を占め、100~200万円程度の予算オーバーなら惜しまない傾向にあります。【図5】
N=200(男性n=100・女性n=100)
【東京への居住志向】
「東京23区内に住みたい」は8割。夢は「戸建」でも現実は「マンション」を選ぶ傾向に
「住みたいエリア」についてたずねると、全体の8割(80.0%)が「東京23区内」と回答し、「城南地区」(30.0%)、「城西地区」(22.5%)、「城東地区」(18.0%)、「城北地区」(9.5%)の順になっています。また、特に女性は「城南地区」(34.0%)を住みたいエリアに選ぶ傾向が見受けられます。【図6】
N=200(男性n=100・女性n=100)
「住みたいエリア」を選んだ理由をたずねると、各地区ともに半数以上が「住み慣れている」と「交通や買い物などの利便性が高い」を回答しています。また、「城南地区」では、「資産価値が高い」(31.7%)、「憧れている」(20.0%)、「ステイタスがある」(16.7%)の3点が他の地区と比べると著しく高い傾向にあります。【図7】
N=200(男性n=100・女性n=100)
「住宅購入する場合、戸建・マンションのどちらを購入したいか、願望と現実的な検討」をたずねたところ、全体で約6割(55.0%)が「願望としては戸建を購入したい」ものの、「現実的な検討」になると半減(26.5%)。「現実的にはマンションを検討する」と約7割(73.5%)が回答しています。【図8】
N=200(男性n=100・女性n=100)
【住宅選びと夫婦間の意識の違い】
夫も認める妻のこだわり!夫婦げんかに発展!?
「住宅を選ぶ際の物件見学数」をたずねたところ、男性は約半数(49.0%)が「10件未満」と回答しているのに対し、女性は「10件以上」と回答しているのが約6割(63.0%)と、なるべく多くの物件を見て検討したい傾向にあります。【図9】
N=200(男性n=100・女性n=100)
「家庭内で一番こだわりのあるのはだれか」をたずねたところ、「自分」と回答したのが男性は約5割(48.0%)に対し、女性は7割(70.0%)と、女性の方が「こだわり」が強い様子がうかがえます。【図10】
男性n=100・女性n=100
「最終的に、家庭内で誰のこだわりが優先されるか」をたずねたところ、夫の約6割(62.0%)は最終的には「妻のこだわり」と回答し、また、妻も約7割(68.0%)が「自分のこだわり」が優先されると回答しています。【図11】
男性n=100・女性n=100
「住宅選びの際に、配偶者と気まずくなったり、言い合いになったりすると思うか」をたずねてみると、全体では約4割(36.0%)が「なると思う」(「どちらかというとなると思う」を含む)と回答しています。また、男性と女性とでは男性(40.0%)の方が、女性(32.0%)より高い傾向にあります。【図12】
N=200(男性n=100・女性n=100)
以上