2013年7月12日
株式会社オープンハウス
7/17は「東京の日」 『東京』への愛情に関する意識調査
「老後も東京で生活している」
都内出身者約6割/都外出身者約3割以下!
10年以上の在京でも"都内出身者"と"都外出身者"で「東京」への思いに顕著な差
株式会社オープンハウスは、7月17日の「東京の日」を前に、東京23区内に居住していて、住宅購入を検討している30代~40代既婚男女を対象に「『東京』への愛情に関する意識調査」を実施しました。
今回の調査では、「都内出身者」と「都外出身者」(ともに直近10年以上東京在住)で比較したところ、概ね「東京」に好感を持っているものの、その思いの強さは「都内出身者」の方が顕著に高い傾向にあることがわかりました。
回答選択肢の「どちらかというと~である/どちらかというと~でない」を含めずに集計すると、下表のように、両者に大きな意識の違いがあることが一目瞭然です。
質問内容 | 都内出身者 | 都外出身者 | |
---|---|---|---|
問1 | 「東京」は憧れの存在である | 5.0% | 15.0% |
問1 | 「東京」は身近な存在である | 55.0% | 30.0% |
問2 | 「東京」での生活は快適である | 39.0% | 25.0% |
問3 | 今後も「東京」で仕事をしたい | 66.0% | 49.0% |
問4 | 今後も「東京」で子育てや子どもの教育をしたい | 49.0% | 31.0% |
問5 | 「東京」で持ち家が欲しい | 64.0% | 41.0% |
問7 | 自分には「東京」が合わないかも...と悩んだことがある | 21.0% | 37.0% |
問8 | 老後も「東京」で生活していると思う | 55.0% | 25.0% |
問9 | 「東京」を愛している | 36.0% | 11.0% |
なお、現在、その招致活動が注目されている「東京オリンピックの開催」については、両者ともに際立った差はなく、全体で「期待している」層(「どちらかというと期待している」を含む)が約6割(63.0%)と、今一歩都民の間で盛り上がりに欠けているのが現状のようです。
今回の調査対象である東京在住歴10年以上の「都外出身者」は、東京の生活を肯定的にとらえているものの、東京への愛情を表現すると、「LOVE」(愛する)よりかは、「LIKE」(好き)に近しい感じでしょうか。
皆さんは、東京に対して、「LOVE」と「LIKE」のどちらのお気持ちですか?
1)、2)ともに有職者、子どもあり、直近10年以上東京在住
※「住宅購入を検討している」とは投機及び贈与目的などではなく、ご自身が居住するための住宅の購入を意味します。
内訳 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
都内出身 30~40代 | 50名 | 50名 |
都外出身 30~40代 | 50名 | 50名 |
合計 | 100名 | 100名 |
「東京」へのイメージをたずねたところ、都内出身者(62.0%)と都外出身者(68.0%)ともに「活気がある」を第1位に回答しました。
都内出身者と都外出身者の差異が最も顕著に見受けられたのは、「東京」が「憧れの存在」か、「身近な存在」かの項目です。「憧れの存在である」については都内出身者が5%に対し、都外出身者が15%と3倍に。また、都内出身者の約6割(55.0%)が東京を「身近な存在である」と回答しているのに対し、都外出身者は半減(30.0%)しています。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
※グラフをクリックすると拡大画像が表示されます。
都内出身者と都外出身者とも「東京」での生活を概ね快適に過ごしているようですが、「快適である」と明確に回答しているのは都内出身者が39.0%に対し、都外出身者が25.0%と大きな差が見受けられました。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
「今後も『東京』で仕事をしたいと思うか」をたずねたところ、概ね「仕事をしたい」と考えているようですが、「仕事をしたい」と明確に回答しているのは、都内出身者が66.0%に対し、都外出身者が49.0%と大きな差が見受けられました。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
「今後も『東京』で子育てや子どもの教育をしたいと思うか」をたずねたところ、概ね「子育てや教育をしたい」と考えているようですが、「子育てや教育をしたい」と明確に回答しているのは、都内出身者が49.0%に対し、都外出身者が31.0%と大きな差が見受けられました。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
「『東京』で持ち家が欲しいか」をたずねたところ、「持ち家が欲しい」と明確に回答しているのは、都内出身者が64.0%に対し、都外出身者が41.0%と大きな差が見受けられました。
また、「どちらかというと欲しい」を含めると、都内出身者はほぼ全員(95.0%)が「東京」で持ち家を希望しているようです。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
前問で、東京で「持ち家が欲しい」「どちらかというと持ち家が欲しい」と回答した方に、「『戸建』と『マンション』のどちらが欲しいか」をたずねたところ、概ね「戸建」を望まれているようです(都内出身者70.5%、都外出身者64.5%)。
N=174(都内出身者n=95・都外出身者n=79)
「ご自身が『東京』に合わないかも...とこれまで感じたり、悩んだりしたことがあるか」をたずねたところ、悩んだことがある層(「悩んだことがある」「どちらかというと悩んだことがある」)は、都内出身者が約2割(21.0%)に対し、都外出身者は約4割(37.0%)と倍増。
一方で、「悩んだことはない」と明確に回答しているのは、都内出身者が62.0%に対し、都外出身者が半数以下(29.0%)と大きな差が見受けられました。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
「老後も『東京』で生活していると思うか」をたずねたところ、「思う」と明確に回答しているのは、都内出身者が55.0%に対し、都外出身者が半数以下(25.0%)と大きな差が見受けられました。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
「『東京』を愛しているか」をたずねたところ、「愛している」と明確に回答しているのは、都内出身者の36.0%に対し、都外出身者はその1/3以下(11.0%)と大きな差が見受けられました。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
現在、「2020年東京オリンピック」への誘致活動が注目を集めていますが、今回の意識調査では期待している層(「期待している」「どちらかというと期待している」)が都内出身者と都外出身者で、大きな差異は見受けられませんでした。しかし、全体で約6割(63.0%)程度と、都民には今一歩浸透していない様子がうかがえました。
N=200(都内出身者n=100・都外出身者n=100)
以上