2013年9月18日
株式会社オープンハウス
9月23日は「不動産の日」
23区住宅購入意向者に"23区の壁"3人に1人!
東京23区に持ち家「こだわりあるが、自信はない」
株式会社オープンハウスは、9月23日の「不動産の日」を前に、東京23区内に居住していて、住宅購入を検討している30代~40代既婚男女200名を対象に「東京23区内での持ち家志向に関する意識調査」を実施しました。
今回の調査では、東京23区内に居住している住宅購入意向者は、東京23区内への居住志向が高く(83.5%)、さらに希望エリアでの持ち家に「こだわりがある」ものの(86.8%)、一方で「購入する自信がない」人が実に3人に1人(33.8%)いらっしゃることがわかりました。
なお、購入する自信がない3大理由として、「資金不足」(60.9%)、「価格を理解」(43.8%)、「借金への気後れ」(35.9%)があることがわかりました。
また、「希望エリアにこだわりがある」と回答している人が多くいらっしゃる中で、「希望エリア外でも、予算内で理想に近しい物件」であれば、約7割(67.5%)が「購入する」と回答しており、やはり、"希望エリア"よりも、先立つものは"価格"なのが現実的のようです。
2012年度国土交通白書によると、全国での持ち家率は減少傾向にあるものの、東京都の持ち家率は持ち直しが顕著で、持ち家の中心的需要者である30~40代の持ち家率が増加傾向にあります。しかし、今回の調査で東京23区在住の30~40代は、23区内での持ち家志向が高いものの、実際には「自信がない」と不安を抱えている人も多く、住宅購入意向者にとっては"23区の壁"は意外と高いようです。
特に、「購入する自信がない理由」に「借金をすることに気後れがあるから」を挙げている人は、まずはご夫婦でしっかり話し合いながら、具体的な購入プランを立て、不安要因をより明確にしてみてはいかがでしょうか。それにより、もしかしたら"23区の壁"が今よりは低く感じられるかもしれません。
※「住宅購入を検討している」とは投機及び贈与目的などではなく、ご自身が居住するための住宅の購入を意味します。
内訳 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
30代 | 50名 | 50名 |
40代 | 50名 | 50名 |
合計 | 100名 | 100名 |
「一戸建て派か、マンション派か」をたずねたところ、全体では「一戸建て派」(「どちらかというと一戸建てを検討」を含む)が49.5%、「マンション派」(「どちらかというとマンションを検討」を含む)が50.5%とほぼ半数ずつの回答。
なお、年代別では30代が「マンション派」(57.0%)が、40代では「一戸建て派」(56.0%)が高い傾向にありました。
N=200(30代n=100/40代n=100)
「住みたいエリア」をたずねたところ、全体では「現在住んでいる区内」(43.0%)が最も高く、「近隣の区内」(21.5%)、「近隣ではないが23区内」(19.0%)と続き、住みたいエリアとして「23区内」が8割以上(83.5%)となりました。
N=200(30代n=100/40代n=100)
「希望エリアが23区内」と回答した人に、「その理由」をたずねたところ、全体では「交通や買い物などの利便性が高いから」(74.9%)が最も多く、「住み慣れているから」(69.5%)、「資産価値が高いから」(24.0%)が続きました。
特に、30代では「利便性」(79.8%)や「行政サービスの充実」(19.0%)が高い傾向にあります。【赤矢印部分】
N=167(30代n=84/40代n=83)
「希望エリアが23区内」と回答した人に、「希望のエリアへのこだわり」をたずねたところ、約9割(86.8%)の人が「こだわりはある」(「どちらかというとこだわりがある」を含む)と回答しました。
N=167(30代n=84/40代n=83)
さらに、「実際に希望エリアに住宅を購入する自信があるか」をたずねたところ、問4で「こだわりはある」と回答した人の実に3人に1人(33.8%)が「購入する自信がない」と回答。
また、「こだわりがある」人ほど、「購入する自信がある」傾向が見受けられました。【赤矢印部分】
N=167(こだわりはあるn=145/こだわりはないn=22)
問5で「購入する自信がない(どちらかというと購入する自信がない)」と回答した人に、「その理由」をたずねたところ、「住宅購入資金が不足しているから」(60.9%)が最も多く、「おおよその価格を理解しているから」(43.8%)、「借金をすることに気後れがあるから」(35.9%)が続きました。
N=64
「希望エリアにこだわりがある」と回答している人が多くいらっしゃる一方で、「希望エリア外でも、予算内で理想に近しい物件」であれば「購入する」(「どちらかというと購入すると思う」を含む)と約7割(67.5%)が回答しました。
N=200(30代n=100・40代n=100)
住宅購入の際に「絶対に譲れない条件等」をたずねたところ、一戸建て派とマンション派で共通しているのは「耐震性能」(一戸建て派52.5%/マンション派65.3%)、「収納の多さ」(一戸建て派48.5%/マンション派55.4%)でした。
また、「マンション派」は、「一戸建て派」に比べ、「防音性能」への要望が高いこと(33.7%)、また、「駐車場」への要望が低い(11.9%)ことが顕著に表れています。
昨今、"クルマ離れ"が取り沙汰されていますが、マンション派については、それを印象付ける結果となりました。N=200(一戸建て検討者n=99/マンション検討者n=101)
以上