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家と暮らしのコラム
建売住宅と注文住宅の違い!私に向いているのはどっち?

建売住宅と注文住宅の違い!私に向いているのはどっち?

2021年6月10日(木)

家さがしの知識

目次

マイホームを建てるとき、建売住宅と注文住宅のどちらにすればいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。費用や設計の自由度などをはじめとして、さまざまな点で異なるので、その違いを把握して希望に近い家を手に入れられるほうを選ぶことが大切です。どちらのタイプが向いているのかを含めて解説します。

建売住宅と注文住宅

建売住宅と注文住宅

土地が付いてくる建売住宅

建売住宅は「土地付きの住宅」のことであり、間取りや仕様があらかじめ決まっている住宅を指します。

基本的には建築中から販売がスタートしますが、売れ行きや販売形態によっては完成した状態の物件を見てから購入することもできます。完成した物件を検討できるのは建売住宅のメリットといえるでしょう。

自由度が高い注文住宅

注文住宅は「間取りや仕様などを注文して建築する住宅」になります。ハウスメーカーや設計士に設計を依頼することで、こだわりを反映した家を建てることができます。

すでに土地を所有しているのか、土地探しから行うのかで入居までの時間は変わります。なお、注文住宅を建てるために購入する土地には、「建築条件付きの土地」と「建築条件なしの土地」があります。

ここでは、建売住宅と注文住宅の違いについて、「費用」や「設計」「入居までに要する期間」の3点から見ていきましょう。

必要となる費用面での違い

【建売住宅の主な特徴】

  • 注文住宅と比べて割安になりやすい
  • 支払い計画が立てやすい

【注文住宅の主な特徴】

  • オプションに応じて必要な費用が変わる
  • 施工会社とのコミュニケーションが重要
  • 費用の支払いがやや複雑

建売住宅のほうが費用は割安

建売住宅と注文住宅の大きな違いとして、費用面での違いがあげられます。同じ広さで同じ仕様の家を建てるのであれば、建売住宅のほうが注文住宅よりも割安になるのです。

その理由は、仕様がある程度決まっている建売住宅のほうが、建材を大量に仕入れられるためです。また、作業が効率化されやすく、施工に必要な人件費を削減できることにより、コストが抑えられる面もあります。

また建売住宅では、仕様や間取りに加えて、価格が定まっているということもあり支払い計画が立てやすいというのも特徴となります。住宅ローンを組む場合は月々の支払いをどの程度に収めたいのかを考えておきましょう。

注文住宅はオプションによって費用が変わる

自由度の高い注文住宅の場合は、要望に合わせて柔軟に対応するため、建材の一括購入などが難しくなります。そのため、比較的にコストが高くなりやすいとされているのです。

ただ、注文住宅だからお金がかかるということはありません。注文住宅であっても、施工会社にあらかじめ予算の上限を伝えておけば、その範囲で調整は可能となります。そのため、はじめから自由に設計をする際には、予算の枠を最初に決めておくことが重要です。

また、費用の支払いがやや複雑になるのも注文住宅の特徴です。土地を買うときは、建物の設計案などを提出することで住宅ローンを組めるようになります。

そして、住宅ローンの性質上、建物が完成してから融資されることがほとんどなので、土地代金などは金融機関のつなぎ融資で借り入れて支払うのが一般的となります。

このように建売住宅と比べると、注文住宅の購入プロセスは少し複雑になりますが、ひとつひとつ確認していくことで問題はありませんので、分からないことなどは仲介会社や施工会社、金融機関などに尋ねるようにしましょう。

設計面での違い

【建売住宅の主な特徴】

  • 基本的に間取りと仕様は決まっている

【注文住宅の主な特徴】

  • 最初から設計していくことができる
  • ベースを改良してく手法の注文住宅もある

間取りや仕様が決まっている建売住宅

建売住宅は、基本的に間取りと仕様は決まっていて、変更は不可能です。あらかじめ決められた完成形から選ぶのが基本です。

2つの設計スタイルがある注文住宅

注文住宅には、一からすべてを組み立てていく「フルオーダー」のスタイルと、ベースとなる間取りや仕様をもとに、こだわりに応じた変更を重ねていく「セミオーダー」のスタイルがあります。

同じ注文住宅にはなりますが、それぞれに異なる特徴があるため、具体的な仕組みを理解しておきましょう。

フルオーダーの場合は、細かな好みや要望を実現できる自由度の高さがメリットであるものの、きちんと理想を反映させるための「広い土地」と「検討する時間」が必要です。

セミオーダーの場合は、自由度に限りがあるものの、専門家によって考慮されたベースをもとに、効率良くこだわりを反映できる点がメリットとなります。

入居までの期間と流れの違い

【建売住宅の主な特徴】

  • 契約から入居までおよそ6カ月
  • 予算とエリアを決めたら物件探し

【注文住宅の主な特徴】

  • 施工依頼の契約から入居までおよそ10カ月
  • 土地を探す時間も別途必要
  • 住みたい家のイメージを固めるのが大前提
  • 施工会社さがしと土地さがしを並行

建売住宅は入居までおよそ6カ月

入居までの期間は建売住宅のほうが短く、すでに完成されている物件を購入する場合は1カ月程度で入居できます。建築途中であっても、4~6カ月程度で入居できるのが一般的です。

また、建売住宅は予算や住むエリアを決めたらそのまま物件探しへ移行することとなります。すでに完成した状態で売られている場合は、見学をして問題がなければ、そのまま契約・引渡しとなるのです。

注文住宅は入居までおよそ10カ月

注文住宅の場合は、土地探しから行うため、建売住宅よりも時間がかかります。施工依頼の契約から引き渡しにまでいたる期間としては、6~10カ月程度、長ければ1年以上かかることもあるため、十分な時間のゆとりが必要です。

また、注文住宅では、予算や立地条件、住まいのイメージなどを固めてから、土地と住宅の施工会社を並行して探します。購入する場合の土地が建築条件付きなのかどうかも確認しつつ探すことになるでしょう。

建築条件付き土地の注意点とは?

建築条件付き土地の注意点とは?

注文住宅の土地選びにおいては、ときおり建築条件付きの土地を見かけることもあります。建築条件とは、具体的にどのような内容を指すのでしょうか。

ここでは、メリットとデメリットをもとに、注意点を詳しく見ていきましょう。

建築条件付き土地を購入するときの注意点

建築条件付きの土地には、以下のような特徴があります。

【メリット】

  • 建築条件なしの土地よりも割安になることがある

【デメリット】

  • 決まった施工会社で建てる必要があるので設計士が限られる
  • 設計に充てられる期間が決まっている
  • エレベーターや地下室といった特殊な仕様に対応できない

メリットとなるのは、通常の土地よりも安い相場で購入しやすい点にあります。ただ、購入する際には、「建築条件」の内容に注意しておくことが大切です。

条件には大きく分けて「指定された施工会社に依頼すること」「決められた期間内に請負契約を結ぶこと」の2つがあります。期間については土地ごとに異なるものの、3ヶ月程度とされるのが一般的です。

そのため、自由に施工の依頼先を選んだり、じっくりと間取りや仕様を考えたりすることはできません。また、特殊な仕様・設備には対応できないため、あらかじめ詳しい内容を確認しておくことも重要です。

建売と注文!どちらが向いているか考えよう!

建売と注文!どちらが向いているか考えよう!

建売住宅と注文住宅は、それぞれ異なる特徴を持っており、どちらがより適しているのかは購入する人の価値観や事情に左右されます。ここでは、それぞれのタイプに向いている人の特徴をご紹介します。

建売住宅が向いている人

  • 土地を所有していない
  • 時間や手間をなるべくかけたくない
  • 資金計画をシンプルに立てたい
  • 決められたパターンから選択したい

建売住宅に適しているのは、まだ土地を所有しておらず、すぐに入居したいと考えている人です。これまでに見てきた通り、建売住宅は比較的に短い期間で引渡しまでの手続きが進んでいくため、期間のゆとりが持てない場合に有効な選択肢となるのです。

また、あまり家づくりに時間や手間をかけたくない、なるべくコストを抑えたいといった場合も建売住宅が向いています。注文住宅との違いはあくまでも自由度にあるため、間取りやデザインなどに強いこだわりがない限りは、建売住宅でも快適な住環境を手に入れられるのです。

注文住宅が向いている人

  • 土地を所有している
  • 時間をかけることができる
  • 仕様や設備、間取りにこだわりがある
  • 特殊な設備が必要

注文住宅に適しているのは、仕様や設備、間取りにこだわりがある場合です。多少手間や時間がかかりますが、細部にいたるまで納得のいく仕上がりになります。また依頼したい施工会社が決まっていたり、エレベーターといった特殊な設備が必要だったりする場合も注文住宅となります。

これが結論!

ポイント1

建売住宅と注文住宅は「費用」「設計」「入居までの期間」に違いがあるため、自分に合った方法を選ぶ

ポイント2

注文住宅には一からすべてをセレクトするスタイルと、ベースとなる間取りや仕様をもとにこだわりを追加していくスタイルがある

ポイント3

建築条件付き土地は「施工会社」と「請負契約のタイミング」があらかじめ決められている点に注意

  • 2021年6月時点の内容です。
  

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