2LDKとは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と2つの居室がある間取りです。2LDKは、ゆったりと暮らしたい1人暮らしの方、コンパクトに暮らしたい2〜3人家族の方におすすめですが、間取りを決める際に理解しておいていただきたいポイントもあります。本記事では、快適な暮らしを実現するために、2LDK一戸建ての間取り・広さ・費用・検討すべきポイントなどを詳しく紹介していきます。
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記事監修
宅地建物取引士/日商簿記2級/ビジネス会計検定2級
中野営業センターのオープニングスタッフとして3年間、営業職として活躍。その後、経営企画部門、経理部門にて株式上場、企業M&A、決算業務、業績開示等に従事。
2LDKとは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と2つの居室がある間取りです。
まずは、2LDKの間取りと広さについて、詳しくみていきましょう。
先述の通り、2LDKとはLDK(リビング・ダイニング・キッチン)と2つの居室がある間取りです。
居室には、寝室・子供部屋・和室などが含まれ、トイレ・浴室・収納スペース・玄関などは含まれません。
不動産公正取引協議会連合会の規則によると、2LDKの場合、LDK部分の広さは10畳以上が目安とされているため、ある程度のゆとりが確保できるでしょう。
参考:
不動産の表示に関する公正競争規約施行規則|不動産公正取引協議会連合会
2LDKの広さの平均は、平屋の場合で約15〜30坪といわれています。
この広さは、国土交通省の
によると、3人家族が快適に過ごせる広さです。
狭すぎず広すぎず、1人暮らしからファミリー層まで使い勝手がよいため、人気の間取りです。
2LDKがおすすめなのは、「小さな家に住みたい人」や「2〜3人で暮らしたい人」です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
2LDKは、3LDKや4LDKよりもコンパクトな間取りで、小さな家に住みたい人におすすめです。
家が小さいというと、一見不便なように思われますが、家事動線も短くなり、部屋の数が少ない分掃除も楽になります。
また、水道光熱費の節約など、広さの面もお金の面でもコンパクトに生活したい方におすすめです。
2LDKは、2〜3人で暮らしたい人に特におすすめです。
夫婦2人暮らしであれば、リビングと寝室、あと1部屋を自由に使えます。
夫婦と子供1人の3人暮らしであっても、夫婦の寝室と子供部屋は確保できるため、不自由なく生活できるでしょう。
ただし、その他に趣味用の部屋や書斎など、追加で部屋を設けたい場合は、少し窮屈に感じることもあるかもしれません。
ライフスタイルに合わせて部屋の使い方を考えるのが重要です。
小さな家に住みたい人や、夫婦で暮らしたい人にはおすすめの間取りです。一戸建てに興味はあっても、広すぎると家事や掃除が大変そうだと感じる方は、2LDKを選んでみるとよいでしょう。
2LDKの新築を建てる場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
以下では、平屋の費用と注文住宅の費用に分けて解説していきます。
2LDKの平屋を建てるのにかかる費用は、依頼するハウスメーカーや設備などによって異なりますが、1,500万円程度を目安に考えておきましょう。
一般的に、平屋では2階建て、3階建ての物件よりも費用が安くなると考えられる方が多いですが、必ずしもそうではありません。
平屋は床面積が大きくなる分、基礎工事や屋根の資材の費用がかさむことがあるため、しっかりと比較や検討をしましょう。
2LDKの注文住宅を建てる費用は、建築工事費・付帯工事費・その他諸費用込みで3,000万円程度が目安です。
住宅金融支援機構の「
」によると、注文住宅において、住宅面積1坪あたりの建築工事費は約95万円前後です。
また、上述の通り、2LDKの広さは約15坪〜30坪だといわれています。
例えば、20坪の2LDKを建築する場合、95万円×20坪=1,900万円の建設費がかかります。
その他、付帯工事費や設備工事費などの諸費用がかかると考えて、3,000万円程度を目安にするとよいでしょう。
2LDKの一戸建てを新築で建てる場合、平屋で1,500万円程度かかります。2階以上にするのであれば、もう少し費用は抑えられるでしょう。また、注文住宅の場合は、3,000万円程度の費用がかかるとされています。
ここからは、2LDKの一戸建ての間取り事例を5つご紹介します。
それぞれみていきましょう。
面積(土地/建物) | 36.89㎡/57.54㎡ |
---|---|
間取り | 2LDK |
価格 | 4,980万円(税込) |
こちらは、11.3畳のLDKに加え、4.21畳の小さめの居室と、7.6畳の大きめの居室がある間取りです。
玄関のある1階に水回りが集約されており、小さめの居室は子供部屋や書斎などとしても活用できそうです。
3階にある大きめの居室は、クローゼットが2つ付いており、寝室として使い勝手がいい部屋となっています。
面積(土地/建物) | 38㎡/52.88㎡ |
---|---|
間取り | 2LDK |
価格 | 3,780万円(税込) |
こちらは、11.24畳のLDK、5畳前後の居室が2部屋あり、非常にコンパクトな間取りです。
2つの居室は形が似ているので、寝室や子供部屋・趣味用の部屋など、さまざまな用途で使い分けができそうです。
トイレ・洗面所・浴室は1階に集約されており、水回りの家事動線がしっかり考えられています。
面積(土地/建物) | 32.09㎡/53.55㎡ |
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間取り | 2LDK |
価格 | 4,180万円(税込) |
こちらは、10.3畳のLDKと、5畳前後の居室が2部屋ある間取りです。
1階の居室と3階の居室両方にクローゼットが付いているため、収納力も高く、衣服や荷物が多い家庭にもおすすめです。
特に3階の居室についているクローゼットはスペースが広めなので、寝室としての使用がおすすめです。
面積(土地/建物) | 39.07㎡/62.47㎡ |
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間取り | 2LDK |
価格 | 3,780万円(税込) |
こちらは、14.12畳のLDK、3.98畳と小さめの居室、7.12畳と大きめの居室がある間取りです。
小さい居室は部屋としても、収納スペースとしても活用できます。
LDK部分は広く、カウンターキッチンで開放感溢れる作りとなっています。
書斎や趣味の部屋を作り、ゆったりと暮らしたい1人〜2人世帯の方にもおすすめの間取りです。
面積(土地/建物) | 49.42㎡/62.92㎡ |
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間取り | 2LDK |
価格 | 6,080万円(税込) |
こちらは、縦長の形をしたフロアが特徴的です。
11,69畳のLDK、5〜6畳の居室が2部屋あります。
2階の居室には、リビングを通らないと辿り着けない間取りになっていて、家族間のコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
さらに、3畳ほどの屋上があるのも特徴で、小さなカフェテーブルなどを置けば、家族の憩いの場としての利用が可能です。
また、2LDKの間取りを5つご紹介しましたが、さらに事例を確認したい方には、オープンハウスの公式サイトがおすすめです。
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2LDKには居室が2つあるため、寝室として使用したり、趣味の部屋に割り当てたりすることができます。コンパクトではあるものの、少人数で暮らすにはうってつけの間取りです。
2LDKはコンパクトな間取りでありながら、2~3人は余裕を持って暮らせるところから、夫婦やファミリー層に人気の間取りです。
2LDKはリビングが広く、夫婦や家族の共有スペースとして家族団欒するのにもうってつけです。
また、一人暮らしであれば、寝室と仕事場や趣味の部屋として部屋を分けて、ゆとりを持った生活をすることが可能です。
しかし、デメリットとして、1LDKや2DKといった間取りより家賃が高いことがあげられます。
LDKの間取りは人気が高いため、場合によっては3DKの方が家賃が安いといったこともありえるでしょう。
2LDKに住むのがおすすめの人もいれば、デメリットが目立つ人もいます。物件選びで後悔しないように、自分のライフスタイルや家庭環境、将来のことを踏まえて間取りを選ぶようにしましょう。
2LDKの一戸建てを検討するとき、「平屋がいいか2階建てがいいか」について悩まれる方も多いようです。
どちらがいいかということは一概にはいえず、どちらにもメリット・デメリットがあります。
それぞれの特徴を明確に理解し、適切な判断ができるよう、平屋と2階建ての違いについて、詳しく解説していきます。
平屋と2階建ての大きな違いとして、1坪当たりの建築費である坪単価が挙げられます。
一般的に、同じような間取りであれば、2階建てよりも平屋の方が坪単価は高くなる傾向にあります。
なぜなら2階建てでは、階段や踊り場のスペース、廊下などが必要となり、延床面積が大きくなるためです。
建築費用が2,000万円の場合において、坪単価の計算例は以下の通りです。
ただし、坪単価は広さだけでなく、建築資材や設備の性能などによっても異なるため、注意しましょう。
平屋と2階建てには、費用以外にもメリット・デメリットが存在します。
それぞれについて理解したうえで、自分やご家族のニーズに合った間取りを選択しましょう。
平屋 | 2階建て | |
---|---|---|
メリット |
|
|
デメリット |
|
|
平屋と2階建て、どちらにもメリット・デメリットが存在します。費用だけで決めるのではなく、自分や家族のライフスタイルに合わせて、間取りを選ぶことが大切です。
2LDK一戸建ての間取りを考える際は、以下の6つのポイントを意識しましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
現在の家族構成だけを考えて間取りを決めてしまうと、将来的に子供が増えたり、親と同居したりすることになった際に部屋が足りなくなる可能性があります。
かといって、部屋数を増やすとなると、さらに広さが必要となったり、費用がかさんだりすることもあります。
そのため、リビングの一角を仕切れるようにしておいたり、畳のエリアを設けておいたりと、多様な目的に使えるようなスペースを作っておくのがおすすめです。
もし部屋数を増やしたい場合は、3LDKの間取りもおすすめです。
「3LDKはどんな間取り?3LDKのメリットや、一戸建ての間取り事例を紹介!」では3LDKのメリットや間取り事例をご紹介しているので、ぜひご覧ください。
収納スペースの確保も重要です。
リビングや居室など、普段使う部屋を広くしたくなる気持ちも分かりますが、収納スペースがなければ、結局部屋の中に物が溢れてしまう可能性もあります。
また、来客があった際に、収納しきれていない荷物があるとあまり印象はよくありません。
ロフトやウォークインクローゼットなど、工夫して収納スペースを確保することで、スッキリとした快適な家を実現できます。
家事動線を考慮できていなければ、入居後のストレスにもつながるため、注意しましょう。
特に、トイレ・洗面所・浴室・洗濯機・物干し場などの動線はできるだけまとめておくのがおすすめです。
トイレと浴室の掃除を一気に済ませられたり、洗濯物を干すまでの時間が短縮できたり、家事のストレスを軽減できるでしょう。
部屋が広すぎたり、吹き抜けのスペースがあったりすると、空調が効きづらく、特に夏場と冬場は過ごしづらくなってしまいます。
デザイン性や開放感を重視したい場合は、断熱素材や床下暖房の導入を検討してみましょう。
ハウスメーカーや工務店によって、提供できる技術に差があるため、事前に相談しておくのがベターです。
2LDKは開放感のある間取りやデザインを実現しやすいですが、その分プライバシーの保護には気を配る必要があります。
開放感を求めて大きな窓をつけ、部屋の中の見通しがよくなってしまうと、外を歩いている人からの目が気になって落ち着かないなど、ストレスを感じる場合があります。
その際は、窓ガラスに部屋の中が見えないような素材を使ったり、カーテンを設置したりすることで対応するとよいでしょう。
家族構成を考えて部屋の数を決めることは重要ですが、来客用の部屋が必要かどうかも検討しておきましょう。
友人や親族を呼んでパーティなどをしたい場合は、来客用に1部屋確保しておくか、リビングに仕切りを設置して多目的に使えるスペースを用意しておくのがおすすめです。
間取りを決める際には、将来的なことを考えて決めるようにしましょう。部屋数が足りなくなってしまったり、収納が足りずに物が溢れてしまったりといった失敗を防ぐことができます。
2LDKの一戸建てを検討されている場合は、中古物件もおすすめです。
中古物件の3つのメリットをご紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
中古物件の戸建てを購入する場合、新築よりもコストを抑えることができます。
中古物件では、新築でかかる建設費が不要なうえ、建物としての価値は年数が立つとともに下がっていくため、安く購入できるのです。
中古物件は、立地がいい物件が多いのもメリットです。
中古の一戸建ては、すでに住宅が並んでいたり、発展したエリアに建てられていたりするケースが多いため、周辺環境・治安のよさなど、暮らしやすい条件を満たしている物件がよくみられます。
中古の戸建て物件を購入する場合は、すでに完成された物件を何度も見学できるため、より具体的に入居後のイメージをしやすくなります。
家事の動線や部屋の使い方などについて、内覧段階で計画したり、家族で話し合ったりできるため、計画的に進めていきたい方にもおすすめです。
新築だけでなく、中古物件を選ぶのも選択肢としてあります。中古物件を購入するのであれば費用を抑えられるほか、実際の物件を見学できるなどの利点があります。
2LDKの一戸建てについて、よくあるご質問を紹介します。
4人家族で2LDKは、少し狭いと感じる方が多いようです。
しかし、工夫次第で十分快適に暮らすこともできます。
「2人それぞれの子供部屋と夫婦の寝室が欲しい」というケースでは難しいかもしれませんが、「子供部屋は1つでいい」「家族全員で寝る」などと考えている場合は、リビング以外に2部屋あれば十分なこともあります。
それぞれのライフスタイルや考え方で大きく異なりますので、現状だけでなく将来のことも踏まえ、家族で話し合ったうえで
賃貸物件を選ぶのもありでしょう。
賃貸にもメリットがあるため、あえて賃貸物件を選ぶのもありでしょう。
賃貸を選んだ場合、家は自分の所有物ではないので、固定資産税や家のメンテナンス費用を支払う必要はありません。
また、転勤が多い場合は、引越しが自由にできる賃貸の方が合っているといえます。
しかし、賃貸では住んでいる限りずっと賃料を支払い続けなければならず、その家は自分の固有資産として残らないのがデメリットです。
ライフプランに合わせて、メリットとデメリットを考慮したうえで決めるようにしましょう。
2LDKだと、4人家族には少し手狭になってしまいます。快適に暮らせるかをシミュレーションしてみるとよいでしょう。また、賃貸にもメリットがあるため、購入を迷っている方は一度賃貸を検討してみることもおすすめします。
実際に、オープンハウスで住宅をご購入いただいたお客様の体験記を紹介します。
<ご購入者様プロフィール>
ご本人様
<きっかけと決め手>
以前住んでいたのは東京の板橋区にある中古の戸建てで、不動産投資をしていることもあり、自分の家の地価や不動産の価値もまめにチェックしていました。
前の家の価値はもう上がりそうにないと読み、住み替えのタイミングと判断したのが一昨年の4月です。
新しい家をさがすために数社訪れたうちの1つが、オープンハウス。
23区内で、将来的な資産価値を重視することを担当者の方に伝えたところ、すぐにいくつか紹介してもらって、5月の上旬には契約のハンコを押していました。
目的がはっきりしていたので迷いがなく、土地が決まるまでは早かったです。
住み替えを検討しはじめて、約1年後の昨年の4月に竣工して、ゴールデンウィーク前には引っ越してきました。
<これから家を購入する方へのメッセージ>
100点満点の家は、なかなか建てられないと思います。
だから、「ここだけは譲れない」というところだけ100点をめざし、全体では80~90点で落ち着かせるという心もちでいれば、家づくりは楽しいものになるのではないでしょうか。
そのためには、自分にとっての譲れないポイントや理想の家が明確になっていることも大切です。
私の経験上、自分の頭にクリアに浮かんでいない部分は、後で後悔する可能性が高いので、クリアになっていないならモデルルームなどをたくさん見て回るのもおすすめです。
また、今の家での欠点を挙げて、その逆を考えることもヒントになります。
オープンハウス公式サイトでは、家のこだわりポイントなどをさらに詳しく掲載しています。
より具体的な体験談を読みたい方は、「
」をご覧ください。
物件探しに役立つさまざまなサイトや不動産業者があり、どこに相談すればいいか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
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2LDKは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と2部屋の居室があります。リビングの他に、子供部屋や寝室を確保したい2〜3人家族の方におすすめです。3LDKや4LDKと比較して部屋数が少ない分、1部屋あたりの広さを確保しやすい間取りです。
2LDKは、基本的に3LDKや4LDKよりも面積が狭く、費用が抑えられる傾向にあります。ですが、使用する資材やデザイン、設備等によっても費用は大きくかわるため、必ずハウスメーカーや工務店に問い合わせたうえで予算を決めましょう。
2LDKだけに限りませんが、間取りを決める際は、「将来家族構成がかわる予定はあるか」「水回りの家事動線は整っているか」など、実際の生活を細かくシミュレーションするほど、快適に過ごせる家づくりにつながります。
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2LDKとは、2つの居室と、リビング・ダイニング・キッチンがある間取りを指します。広さはおおよそ15~30坪ほどで、3人家族であれば快適に暮らすことができる人気の間取りです。