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家と暮らしのコラム
新築の電気の契約はいつ?流れや電気代を節約する方法を解説

新築の電気の契約はいつ?流れや電気代を節約する方法を解説

2025年2月04日(火)

家さがしの知識

この記事では、新築の電気契約時期や開通までの流れ、電気代を節約する方法などについて解説します。

新築の電気契約で注意するポイントとして、コンセントの位置をよく考えることや、解約違約金や追加費用がないかを確認することなどがあります。

新築の電気代を節約する方法は、省エネ家電を使用することや、省エネ設備を導入することなどです。

この記事では、新築の電気契約時期や開通までの流れ、電気代を節約する方法などについて解説します。


【この記事でわかること】

  • 新築の電気開通までの流れ
  • 新築の電気契約で注意するポイント
  • 新築の電気代を節約する方法

新築の電気の契約のタイミングはいつ?

新築物件の引き渡し日や入居日が決まったら、遅くとも引き渡し日や入居日の1〜2週間前に電力会社へ契約手続きを始めるのが理想的といえます。

特に繁忙期(春や秋の引っ越しシーズン)は手続きが混み合うため、余裕を持って準備をしましょう。

新築では、電気の引き込み工事が必要な場合があります。この場合、早めに手続きを行い、施工スケジュールを確定することが重要です。

また、照明や電化製品の設置時期に合わせるのもおすすめです。

入居前に照明や家電を設置する予定がある場合、工事や設置作業に必要な電気が使えるよう、設置日の一週間前までに契約を済ませておきましょう。

新築の電気開通までの流れ

ここでは、新築の電気開通までの流れについて解説します。

ステップ 内容 目安時期
1. 電力会社を選ぶ 地域やニーズに応じた電力会社を選ぶ。 引っ越しや入居の1〜2か月前
2. 料金プランを選ぶ 各社の料金プラン(従量電灯、時間帯別プランなど)を比較する。 1〜2か月前
3. 必要情報を準備する 電力メーター番号、契約希望日、契約アンペア数を用意する。 1か月前〜2週間前
4. 申し込みの手続きをする 電力会社のウェブサイトや電話で手続きする。 2週間前〜1週間前
5. 開通の準備をする 電力会社が開通手配を実施する。 契約開始日当日まで
6. ブレーカーを上げる 契約開始日に建物内のブレーカーを上げ、電気を使用できる。 引っ越し日または入居当日

上記について、順番に見ていきましょう。

STEP1.電力会社を選ぶ

まず、引っ越しや入居の1〜2か月前に電力会社を選びましょう。

地域やニーズに応じた電力会社を選ぶことが重要です。

また、電気料金以外にも、太陽光発電やセット割(ガス・インターネットなど)を利用できる場合があります。その場合は、ライフライン全体のコスト削減を検討できます。

STEP2.料金プランを選ぶ

料金プランは、家族構成や生活スタイルに合ったものを選びましょう。

例えば、日中の在宅時間が長い家庭には従量電灯プラン、夜間に多く電力を使う家庭には夜間割引のあるプランが適しています。

また、オール電化住宅では、オール電化専用プランを利用することで、深夜電力を安く利用できるため電気代を抑えることができます。契約前に電力会社のシミュレーションを活用し、使用量や時間帯に応じたプランを検討しましょう。

STEP3.必要情報を準備する

電気の契約に必要な情報を事前に準備しておきましょう。

新築の場合、以下の情報が一般的に求められます。

  • 契約する住所
  • 契約希望日
  • 建物の電力メーター番号(不明な場合は建築会社に確認)
  • 契約するアンペア数(20A、30A、40Aなど)

事前にメモをしておけば、簡単に手続きが可能です。

STEP4.申し込みの手続きをする

必要情報をそろえたら、希望する電力会社に申し込みを行います。

ほとんどの電力会社では、ウェブサイトや電話で簡単に手続きが可能です。新築の場合、最初の電力開通手続きが必要なため、契約開始希望日を明確に伝えることが重要です。

また、開通工事が必要な場合は、スケジュール調整を行います。契約後に確認メールや書面での通知が届く場合が多いので、内容を確認しておきましょう。

STEP5.開通の準備をする

電力会社が開通手配を行ったら、準備が整います。

新築の場合、電力メーターの設置や建物内への電力供給が適切に行われるよう確認が必要です。

電力会社が設置作業を完了させると、電気が使える状態になります。

契約開始日の少し前に確認の連絡があることも多いので、対応しておくと安心です。

STEP6.ブレーカーを上げる

契約開始日になったら、建物内のブレーカーを上げることで電気が使用可能になります。

新築物件の場合、引っ越しや家電設置作業の日に電気が使えることが必須なので、事前の準備と確認が重要です。

もし電気が使えない場合は、速やかに電力会社に連絡しましょう。

新築の電気代を節約する方法

ここからは、新築の電気代を節約する方法について解説します。

  • エネルギー効率が良い家電を使用する
  • 省エネ設備や太陽光発電を導入する
  • 電気の使用量を管理する
  • 照明をLEDにする

順番に見ていきましょう。

エネルギー効率が良い家電を使用する

新築に設置する家電製品は、省エネ性能が高いものを選ぶことで電気代を削減できます。

エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの長時間使用する家電は特に重要です。購入時には「省エネルギーラベル」を確認し、年間消費電力量が少ないモデルを選ぶと良いでしょう。

初期費用が多少高くても、長期的には電気代の節約効果でコストを回収できることは少なくありません。

省エネ設備や太陽光発電を導入する

新築では家全体の設備に省エネ対策を取り入れることができます。

断熱性能の高い窓やドアを採用することで冷暖房の効率を高めたり、太陽光発電システムを導入して自家発電することで電力会社から購入する電力量を減らしたりする方法があります。

また、エコキュートや電気温水器などの高効率な給湯設備を使用することで、電力消費を抑えることが可能です。

電気の使用量を管理する

スマートメーターやHEMSを活用して電気の使用状況を「見える化」することで、無駄な電力使用を減らすことができます。

HEMSを使用すれば、家電の消費電力をリアルタイムで確認し、どの機器が多く電力を消費しているかを把握できます。

ピーク時の電力使用を避ける工夫も可能で、契約プランを見直す際の参考にもなります。

照明をLEDにする

新築ではすべての照明をLEDにすることをおすすめします。

LED照明は従来の白熱電球や蛍光灯と比べて消費電力が大幅に少なく、寿命も長いため、交換の手間やコストを削減できます。特に家全体で多くの照明を使用する場合、その節約効果は大きくなります。

さらに、調光機能付きのLEDを選ぶことで、用途に応じた明るさを調整でき、さらなる省エネが期待できます。

新築の電気の契約を進めるときの注意点

ここからは、新築の電気の契約で注意するポイントについて解説します。

  • コンセントの位置をしっかりと確認する
  • 追加料金や解約金の有無を確認する
  • 新電力が新築に対応しているかを確認する

上記の3点について順番に見ていきましょう。

コンセントの位置をしっかりと確認する

まず、家の設計段階から電気の使用を見据えてコンセントの配置をよく考えることが重要です。

新築では生活スタイルに合わせた設計が可能なため、キッチンやリビングなどの多くの家電が使われる場所に加え、スマート家電や充電器など将来の設備も想定して配置を決めるべきです。

不足すると延長コードが必要になり、安全性や見た目にも影響します。

追加料金や解約金の有無を確認する

次に、契約前に解約違約金や追加費用の有無を確認することが重要です。

一部の電力会社では、特定の料金プランにおいて契約期間の縛りがあり、途中解約時に費用が発生する場合があります。

また、基本料金に含まれないサービスが契約後に追加されるケースもあるため、料金の内訳をしっかりと確認しましょう。

新電力が新築に対応しているかを確認する

選んだ電力会社が新築物件に対応しているかどうかを確認することも重要です。

一部の新電力会社では、新築での電気開通の手配が難しい場合や対応に時間がかかる場合があります。

特に電力メーターの設置が必要な場合、工事がスムーズに進むかを事前に確認しておくことが重要です。

新築の電気の契約に関するよくある質問

ここからは、新築の電気の契約に関するよくある質問を紹介します。

  • 電気の契約で名義変更したいときはどうする?
  • 新電力会社が比較的安い理由は?
  • 新築のオール電化住宅ってなに?

疑問の解消にお役立てください。

電気の契約で名義変更したいときはどうする?

名義変更を希望する場合は、契約中の電力会社に連絡をして手続きを依頼します。

通常、契約番号や住所、現在の名義人の情報、新しい名義人の情報を提供するだけで簡単に変更可能です。

必要に応じて書面での申請が求められる場合もあります。また、名義変更時に契約内容や料金プランを見直すこともできるので、より適したプランを検討する良い機会になるでしょう。

新電力会社が比較的安い理由は?

新電力会社が比較的安い理由は、主に以下のような仕組みによるものです。

新電力会社は自社で発電設備を持たず、発電所や卸売市場から電力を購入して販売しているため、設備維持費が少なく抑えられています。

また、大手電力会社に比べて固定費が低く、特定の地域やニーズに特化した効率的な運営が可能です。

さらに、プラン設計の柔軟性が高く、電気とガス、インターネットなどをセットにした割引を提供することで、顧客にとって総合的にお得な料金体系を実現していることも理由の一つです。

新築のオール電化住宅ってなに?

新築のオール電化住宅とは、家庭内のエネルギー供給をすべて電力でまかなう住宅のことです。

具体的には、調理に使うIHクッキングヒーターや、お湯を作るエコキュートなどが導入されており、ガスを一切使用しません。

エネルギー供給元が一本化されるため、料金管理が簡単になるほか、火を使わないことで安全性も向上します。また、電力会社が提供するオール電化専用プランを利用することで、深夜電力が割安になるなど、料金の面でもメリットがあります。

新築の電気の契約の流れを把握しよう

この記事では、新築の電気の契約について解説しました。

新築物件の引き渡し日や入居日が決まったら、遅くとも1〜2週間前に電力会社へ契約手続きを始めましょう。

新築の電気の契約で注意するポイントとして、コンセントの位置をよく考えることや、解約違約金や追加費用がないかを確認することなどがあります。

新築の電気代を節約する方法は、省エネ家電を使用することや、省エネ設備を導入することなどです。

新築の電気の契約の流れを把握し、スムーズに新生活に移りましょう。

記事監修

染矢 真紀

宅地建物取引士/整理収納アドバイザー1級/フードスペシャリスト/一級衣料管理士
ディスプレイ器具リースの前職を経て、整理収納アドバイザーとして独立。多くの住まいの整理・お片付けをコンサルティングした後オープンハウスに入社。契約後のお客様の引き渡しまでのサポート業務に従事し、2021年度社内賞(顧客満足賞)受賞。お客様の生活スタイルをお伺いした上での的確な提案を得意とする、衣食住のスペシャリスト。

  • 2025年1月時点の内容です。

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