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家と暮らしのコラム
【2024年】新築住宅の補助金一覧|国・自治体の助成金や減税制度を紹介

【2024年】新築住宅の補助金一覧|国・自治体の助成金や減税制度を紹介

2024年11月18日(月)

この記事では、新築住宅で受けられる補助金についてわかりやすく解説します。

新築住宅を購入する場合、国や自治体から補助金の適用を受けられる可能性があります。補助金額は制度によって異なりますが、100万円を超えるケースも少なくありません。補助金を検討する人は、種類について詳しく知っておくことをおすすめします。

この記事では、新築住宅における国・自治体からの助成金、減税制度について解説します。減税制度も紹介するので、補助金などを適用させたい人はぜひ参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • 【2024年】新築住宅で受けられる国からの補助金・助成金
  • 【2024年】新築住宅で受けられる地方自治体からの補助金・助成金
  • 【2024年】新築住宅で受けられる減税制度

【2024年】新築住宅で受けられる国からの補助金・助成金一覧

ここでは、新築住宅で受けられる国からの補助金・助成金について解説します。主な補助金は以下の4つです。

 

子育てエコホーム支援事業

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助事業

LCCM住宅整備推進事業

給湯省エネ2024事業

概要

子育て世帯の支援

ZEH住宅の普及

LCCM住宅の普及

高効率給湯器を普及する

補助金額

最大100万円
※リフォームの場合は最大60万円

ZEH:55万円
ZEH+:100万円

以下の費用の合計額の1/2(上限140万円)

設計費
建設工事等における補助対象工事の掛かり増し費用
ヒートポンプ給湯機:8万円/台
電気ヒートポンプ・ガス瞬間式:10万円/台
家庭用燃料電池:18万円/台

申請者要件

子育て世帯
若者夫婦世帯

ZEH住宅オーナー

LCCM住宅オーナー

高効率給湯器を設置する人

物件要件

注文住宅
分譲住宅
リフォーム

ZEH住宅

LCCM住宅

注文住宅
分譲住宅
リフォーム

期限

予算上限に達するまで
※遅くとも2024年12月31日

2025年1月7日

2024年8月7日
※2024年度は終了

予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日)

※2024年11月現在

ここからは、上記4つの補助金・助成金について詳しく解説します。

子育てエコホーム支援事業

子育てエコホーム支援事業は、エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい若者夫婦世帯や子育て世帯の新築住宅の取得を支援する事業です。対象者は以下のとおりです。

対象者

詳細

子育て世帯

申請時点において2005年(平成17年)4月2日以降に出生した子がいる
※2024年(令和6年)3月31日までに建築着工する場合は2004年(平成16年)4月2日以降に出生した子

若者夫婦世帯

申請時点において夫婦であり、どちらか一方が1983年(昭和58年)4月2日以降生まれである
※2024年3月31日までに建築着工する場合は1982年(昭和57年)4月2日以降生まれ

長期優良住宅の場合は1住戸につき100万円、ZEH水準住宅の場合は1住戸につき80万円が上限となります。リフォームの場合にも補助金が存在し、子育て世帯・若者夫婦世帯の場合の上限は60万円です。

2024年度で申込できる期間は、2024年4月2日〜予算上限に達するまでで、遅くとも2024年12月31日までです。

※参考:子育てエコホーム支援事業|国土交通省

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助事業

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)補助事業は、エネルギー収支が正味ゼロになることを目指した『ZEH住宅』の普及を目的とした支援事業です。

ZEH住宅は、高い断熱性能や高効率設備を持ち、エネルギーを大きく節約しつつエネルギー創出もできる住宅です。災害時に停電になっても、生活に必要な電気を使えます。

補助金を受け取るためには、戸建住宅におけるZEHの定義を満たしていることが主な条件です。対象住宅と補助金額は以下のとおりです。

対象住宅

補助金額

  • ZEH
  • Nearly ZEH(寒冷地、低日射地域、多雪地域のみ)
  • ZEH Oriented(都市部狭小地などの二階建て以上、多雪地域のみ)

55万円/戸

  • ZEH+
  • Nearly ZEH+

100万円/戸

ZEHより高い省エネ性能がある、『ZEH+』に該当する住宅を購入する場合は、補助金額が増加します。また、蓄電システムや太陽熱利用システムなどの設備を追加で導入する場合も補助金額が増加することを知っておきましょう。

公募を受け付けている期間は2025年1月7日までです。

※参考1:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業|一般社団法人環境共創イニシアチブ
※参考2:ZEH補助金について|ZEH Web(公式サイト)

LCCM住宅整備推進事業

LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅は、建設から居住、解体に至るまでのライフサイクル全体を通じて、排出するCO2をマイナスにすることを目指した住宅です。

対象住宅の要件は以下のとおりです。

  • 戸建住宅の新築
  • 強化外皮基準を満たした上で、UA値の条件を満たすもの
  • 再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量から25%以上消費量を削減するもの 
  • 再生可能エネルギーを導入するもの
  • 再生可能エネルギー等を加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上消費量を削減するもの
  • 以下のいずれかの方法で、LCCO2を算定し、結果が0以下となるもの
    • CASBEE-戸建(新築)2018年版、2021年SDGs対応版(または2020年SDGs試行版)
    • LCCM住宅部門の基本要件適合判定ツール
  • 住宅の品質について、CASBEEのB+ランクまたは同等以上の性能を有するもの(長期優良住宅認定など)
  • 交付決定を受けた年度に事業着手するもの
  • 住宅の立地が「土砂災害特別警戒区域」に該当しないこと
  • 住宅の立地が「災害危険区域」に該当しないこと
  • 住宅の立地は、都市再生特別措置法第88条第5項の規定により、当該住宅に係る届出をした者が同条第3項の規定による勧告に従わなかった旨の公表がされていないこと

LCCM住宅整備推進事業では、CO2削減を最大限に実現する住宅の整備を支援するための補助金が用意されています。上限は140万円です。

なお、2024年11月現在、LCCM住宅整備推進事業は交付申請の受付を終了しています。

※参考:LCCM住宅整備推進事業|LCCM住宅整備推進事業実施支援室

給湯省エネ2024事業

給湯省エネ2024事業は、給湯分野について高効率給湯器の導入支援を行い、「2030年度におけるエネルギー需給の見通しの達成」に寄与することを目的とした事業です。

新築住宅において対象となる住宅と人は以下のとおりです。

申請区分

住宅の種類

補助対象者

購入・工事

新築注文住宅

住宅の建築主

新築分譲住宅

住宅の購入者

リース利用

新築注文住宅・新築分譲住宅

給湯器の借主

※参考:事業概要|給湯省エネ2024事業【公式】|資源エネルギー庁

導入する高効率給湯器に応じて定額が補助されます。たとえば、ヒートポンプ給湯機で8万円、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式で10万円、家庭用燃料電池で18万円が補助されます。

また、性能に応じて補助額が2〜5万円が加算されるのも特徴です。2024年度の期限は予算上限に達するまでで、遅くとも2024年12月31日までです。

※参考:給湯省エネ2024事業【公式】|資源エネルギー庁

【2024年】新築住宅で受けられる地方自治体からの補助金・助成金一覧

ここからは、新築住宅で受けられる地方自治体からの補助金・助成金を解説します。

各地方自治体で新築住宅の補助事業を行っています。今回は、以下の4つの自治体における補助金や助成金を解説します。

 

東京ゼロエミ住宅導入促進事業・普及促進事業

省エネ住宅住替え補助制度

住宅等の脱炭素化促進補助

住宅用エネルギーシステム導入支援事業

エリア

東京都

横浜市

名古屋市

福岡市

補助金額

導入促進事業:最大210万円
普及促進事業:最大240万円

最大150万円

太陽光発電設備:1kWあたり1万円(上限6.5kW)
HEMS:1件あたり1万円蓄電システム:1kWhあたり1万5千円
V2H充放電設備:1件あたり5万円
ZEH:1件あたり10万円
断熱窓改修:補助対象経費の3分の1(補助上限額200,000円)

住宅用太陽光発電システム:2万円/kW(上限10万円)
リチウムイオン蓄電システム:機器費の2分の1(上限40万円)
V2Hシステム:機器費の2分の1(上限20万円)             
高効率給湯器(エコキュート):定額2万円  
家庭用燃料電池:定額5万円

※単体で設置する場合は、上限200件

申請者要件

新築住宅の建築主(個人・事業者)

平成18年4月2日以降に出生した子(出生予定の子も含む)を有する世帯
令和6年4月1日時点で夫婦のいずれかが49歳以下である世帯
申請者が個人の場合は名古屋市民または補助対象設備を設置する住宅に家族等が居住すること
法人の場合は本店又は主たる事務所が名古屋市内であること
自ら所有する住宅又は所有者以外で居住している個人所有の住宅に、補助対象システムを設置する者
補助対象システムが設置された住宅を購入する者
福岡市税に係る徴収金に延滞がなく、暴力団員と密接な関係を有する者でないこと

期限

導入促進事業:2024年12月27日
普及促進事業:2025年3月31日

2024年11月30日

2025年2月28日(必着)

2025年1月31日(必着)

ここからは、上記4つの補助金・助成金について詳しく解説します。

【東京都】東京ゼロエミ住宅導入促進事業・普及促進事業

東京都では、都が定めた『東京ゼロエミ住宅』の基準を満たす住宅に対して、導入促進事業で最大210万円、普及促進事業で最大240万円の補助金が交付される制度があります。

制度の目的は、都内のエネルギー消費の約3割を占める家庭部門における省エネルギー対策を強化し、より持続可能な都市を目指すことです。

ゼロエミ住宅の中から分類される水準によって、以下のように補助金額が異なります。

【導入促進事業】

種類

補助金額(戸建住宅)

水準1

30万円

水準2

50万円

水準3

210万円

 

【普及促進事業】

種類

補助金額(戸建住宅)

水準C

40万円

水準B

160万円

水準A

240万円

※参考:「東京ゼロエミ住宅」とは?|東京ゼロエミ住宅|東京都環境局

また、対象となる住宅に以下の設備を導入すると補助金額が増加します。

【共通】

対象項目

助成金額

太陽光発電設備

10〜13万円/kW

蓄電池

機器費、材料費及び設置費の3/4

V2H

機器費等の1/2

※参考:助成制度|東京ゼロエミ住宅|東京都環境局

全国共通の補助金制度とも併用が可能なため、東京都内で住宅を購入または新築する際には、検討するのがおすすめです。

申請期限は、導入促進事業が2024年12月27日、普及促進事業が2025年3月31日までです。

※参考:東京ゼロエミ住宅助成金事業等|東京都環境局

【横浜市】省エネ住宅住替え補助制度

横浜市では、子育て世帯等を対象に、最高レベルの断熱性能を備えた省エネ住宅などへの住み替えに要する費用の一部を補助する制度があります。対象となる世帯は以下のとおりです。

  • 平成18年4月2日以降に出生した子(出生予定の子も含む)を有する世帯
  • 令和6年4月1日時点で夫婦のいずれかが49歳以下である世帯

新築の場合、断熱等性能等級6か7の省エネ性能を有している住宅であることが要件です。

基礎額は70万円ですが、市外から転入した場合は30万円が加算、太陽光発電設備や蓄電池などの再エネ設備を同時設置する場合は50万円が加算され、最大補助額は150万円になります。

なお、この制度は国などの補助金と併用できます。

申請期限は2024年11月30日までです。

※参考:令和6年度省エネ住宅住替え補助制度|横浜市役所

【名古屋市】住宅等の脱炭素化促進補助

名古屋市では脱炭素化推進の7つの区分に対して、補助金があります。

区分

補助の対象

補助単価

一体的導入

市内の住宅に、太陽光発電設備・HEMS・蓄電システム又はV2H充放電設備を同時に導入

【太陽光発電設備】

  • 築10年超の戸建住宅:1kWあたり3万円(上限6.5kW)
  • 築10年以下の戸建住宅:1kWあたり2万円(上限6.5kW)
  • 新築の戸建住宅:1kWあたり1万円(上限6.5kW)
  • 集合住宅:1kWあたり2万5,000円(上限9.99kW)

【HEMS】

  • 1件あたり1万円

【蓄電システム】

  • 1kWhあたり1万5,000円(上限8kWh)

【V2H充放電設備】

  • 1件あたり5万円

ZEH

国のZEH、ZEH+補助を受ける住宅を新築または購入

【ZEH】

  • 1件あたり10万円

【ZEH+】

  • 1件あたり20万円

ZEHと同時に設置する蓄電システム

国のZEH、ZEH+補助を受ける新築住宅に蓄電システムを同時に導入

  • 1kWhあたり1万5,000円(上限8kWh)

V2H充放電設備

市内の住宅・事業所にV2H充放電設備を導入

  • 1件あたり5万円

既設の太陽光発電設備に接続する蓄電システム

太陽光発電設備が設置されている市内の既存住宅に蓄電システムを導入

  • 1kWhあたり1万5,000円(上限8kWh)

断熱窓改修

市内の既存住宅の窓に、国の断熱窓改修補助を受ける改修工事を実施

  • 補助対象経費の3分の1(上限20万円)

エネファーム

市内の住宅にエネファームを導入

  • 1件あたり3万円

※引用:令和6年度 住宅等の脱炭素化促進補助|名古屋市

対象となるために必要な詳細な要件や補助金額は、名古屋市のHPを確認してください。申請期限は、2025年2月28日(必着)です。

【福岡市】住宅用エネルギーシステム導入支援事業

福岡市では、自家消費型の住宅用エネルギーシステムの導入を図るとともに、再生可能エネルギーの導入及び省エネルギーを推進することを目的として補助金を設置しています。

補助対象システム別に、補助交付額と補助対象住宅が異なります。

補助対象システム

補助交付額

補助対象住宅

住宅用太陽光発電システム

2万円/kW(上限10万円)

戸建住宅

住宅用太陽光発電システム

2万円/kW(上限60万円)

集合住宅

リチウムイオン蓄電システム

機器費の1/2(上限40万円)

戸建住宅
集合住宅

V2Hシステム

機器費の1/2(上限20万円)

戸建住宅
集合住宅

高効率給湯器(エコキュート)

定額2万円

戸建住宅
集合住宅

家庭用燃料電池

定額5万円
※単体で設置する場合は上限200件

戸建住宅
集合住宅

※引用:令和6年度 福岡市住宅用エネルギーシステム導入支援事業|福岡市役所 環境局

戸建住宅に設置する場合の補助対象者は、以下のとおりです。

  • 自ら所有する住宅又は所有者以外で居住している個人所有の住宅に、補助対象システムを設置する者
  • 補助対象システムが設置された住宅を購入する者
  • 福岡市税に係る徴収金に延滞がなく、暴力団員と密接な関係を有する者でないこと

補助対象のシステムの要件は、福岡市HPに細かく記載されています。省エネルギーの検討をしている人は参考にしてください。

【2024年】新築住宅で受けられる減税制度4選

ここからは、新築住宅で受けられる減税制度について解説します。

  • 住宅ローン減税(控除)
  • 登録免許税の減税
  • 不動産取得税の減税
  • 住宅取得資金等に係る贈与税の減税

上記4点について順番に見ていきましょう。

住宅ローン減税(控除)

住宅ローン控除は、最大13年間にわたって住宅ローンの年末残高に対して最大0.7%の所得税・住民税が控除される制度です。

住宅の種類

借入限度額
(令和6年入居)

借入限度額
(令和7年入居)

控除期間

長期優良住宅
低炭素住宅

  • 4,500万円
  • 5,000万円(子育て世帯・若者夫婦世帯のみ)

4,500万円

13年間

ZEH水準省エネ住宅

  • 3,500万円
  • 4,500万円(子育て世帯・若者夫婦世帯のみ)

3,500万円

省エネ基準適合住宅

  • 3,000万円
  • 4,000万円(子育て世帯・若者夫婦世帯のみ)

3,000万円

※2024年11月現在
※参考:住宅:住宅ローン減税|国土交通省

控除を受けるためには、10年以上の住宅ローンを組んでいることが必要です。

また、初年度は確定申告を行わなければなりません。翌年度以降は、年末調整で自動的に適用されるため、特別な手続きは不要です。

適用されるための要件として、購入する住宅の床面積が50㎡以上であることや、耐震性能・省エネ性能などの基準をクリアしていることが求められます。具体的な条件や適用可能かどうかは、事前に不動産会社に相談し、確認してもらうことが重要です。

※2024年11月現在
※参考:住宅:住宅ローン減税|国土交通省

登録免許税の減税

登録免許税とは、建物や土地に所有権を登記する際などに発生する税金です。新築住宅の場合は、建物と土地の両方が減税対象となります。

登記の種類

通常税率

軽減税率

所有権移転登記
(住宅取得)

2.0%

0.3%
※特定認定長期優良住宅の場合は0.2%

所有権保存登記
(住宅取得)

0.4%

0.15%
※特定認定長期優良住宅の場合は0.1%

所有権移転登記
(土地売買)

2.0%

1.5%

抵当権設定登記

0.4%

0.1%

※参考1:土地の売買や住宅用家屋の所有権の保存登記等に係る 登録免許税の税率の軽減措置に関するお知らせ|税務署
※参考2:特定の住宅用家屋の所有権の保存登記等に係る 登録免許税の税率の軽減措置に関するお知らせ|税務署

適用期限の多くは2027年3月31日ですが、土地売買における所有権移転登記のみは2026年3月31日である点に注意が必要です。

たとえば、土地と建物の評価額がそれぞれ2,500万円の物件を登記する場合、登録免許税は以下の金額がかかります。

 

費用

建物の登録免許税

3万7,500円(長期優良住宅の場合は2万5,000円)

土地の登録免許税

37万5,000円

合計

41万2,500円(長期優良住宅の場合は40万円)

登記を司法書士に依頼する場合は、追加で数万円かかります。

不動産取得税の減税

不動産を取得した場合には、不動産取得税が発生します。不動産取得税には軽減税率と控除額があります。

 

減税前の税率

減税後の税率

適用期限

建物・土地

4%

3%

2027年3月31日まで

※参考:地方税制度|不動産取得税|総務省

控除額については以下のとおりです。

 

評価額からの控除額

適用要件

建物

1,200万円
※長期優良住宅の場合は1,300万円

新築住宅かつ床面積が50㎡以上200㎡以下の住宅であること

土地(課税額控除)

固定資産税評価額の1/2

住宅を建てる土地であること

土地(税額控除)

以下のうち大きいほう

  • 4万5,000円
  • 評価額/㎡×住宅面積(200㎡まで)×2×3%

土地取得3年以内かつ新築後1年以内に居住すること

※参考1:地方税制度|不動産取得税|総務省
※参考2:都税:不動産取得税 | 都税Q&A | 東京都主税局

不動産取得税は軽減税率と控除額を利用することで、大きく下げられます。

住宅取得資金等に係る贈与税の減税

父母や祖父母などの直系尊属から、住宅の新築・取得または増改築等のための資金を贈与により受けた場合、一定額までの贈与につき贈与税が非課税になります。

適用期限は2026年12月31日です。

質の高い住宅

一般住宅

1,000万円

500万円

※引用:住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置|国土交通省

贈与を受けた年の受贈者の合計所得金額が2,000万円以下であり、床面積が50㎡以上であることが要件になっています。また、質の高い住宅と認められるためには、断熱等性能等級や耐震等級などの要件を満たす必要があります。

新築住宅の補助金に関するよくある質問

最後に、新築住宅の補助金に関するよくある質問を紹介します。

  • 補助金は申請後いつ受け取れる?
  • 補助金や減税制度を併用することは可能?

疑問の解消にお役立てください。

補助金は申請後いつ受け取れる?

補助金の受け取り時期は、申請する補助金の種類や手続きの進行状況によって異なります。

通常、補助金は申請が承認された後に支給されます。提出した書類を確認した上で承認可否が判断されるため、支給までの手続きには数ヶ月かかることがあります。

提出書類に不備があり再提出を行うことになれば、補助金の受け取りはさらに遅れてしまうでしょう。

補助金や減税制度を併用することは可能?

補助金と減税制度を併用することは可能です。たとえば、住宅ローン控除や不動産取得税の減税制度は多くの場合、補助金と併用できます。

ただし、同一の支出に対して二重の補助金が適用されないことが一般的です。たとえば、東京ゼロエミ住宅導入促進事業(助成事業)は子育てエコホーム支援事業と併用できますが、ZEH補助事業やLCCM住宅整備推進事業とは併用できません。

※参考:助成制度|東京ゼロエミ住宅|東京都環境局

新築住宅の補助金や減税制度を活用してマイホームを手に入れよう

この記事では、新築住宅の補助金や減税制度について解説しました。

国や自治体では、新築住宅の取得に対して補助金や助成金が設置されています。補助金を使用したい場合は、事前に募集要項や補助額を確認しておくことがおすすめです。

また、住宅に関する税金が減税されることも覚えておきましょう。不動産取得税や登録免許税の減税が減税されることで、経済的負担を軽減できます。

この記事の情報は2024年11月時点のものです。最新の情報は、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

記事監修

加藤 健吾

宅地建物取引士/公認不動産コンサルティングマスター
首都圏10センター以上でのセンター長の他、マーケティング長・総務部長としての経歴も有する。複雑な不動産の資産価値に関し、幅広い知識と経験をもとにアドバイスを提供。

  • 2024年11月時点の内容です。

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