マイホーム購入に向けて動き出すとき、事前に決めておきたいのが予算です。年収をもとに、購入できる価格と住宅ローンの借入額の目安がわかります。ご夫婦のどちらか1人で、もしくは夫婦2人でどう組むかによって、借入額も変わってきます。
マイホームをさがすうえで重要なのが予算です。自分が購入できる家はどのくらいの価格なのか。現在の年収で計算してみましょう。
同じ年収のご家庭でも、家族構成やライフスタイルによって借入額は変わってきます。借入額の目安がわかったら、次の式に当てはめてみましょう。購入できる家の金額が見えてきます。
頭金とは、購入時に現金で支払う分です。一般的に物件価格の20%以上を用意するのが理想とされますが、実際に20%以上の頭金を準備できている人は多くはありません。頭金が7~8%でも融資は受けられますし、0円で住宅ローンを組むこともできます。可能であれば、突然の病気など、もしものときの備え(目安は生活費の3~6カ月分)を確保しつつ、貯蓄の残りを頭金に充てましょう。
住宅ローンの無理のない年間の返済比率は、年収の25%以内といわれています。具体的な金額をイメージしにくいという方は、現在の家賃を月々のお支払いとして考えるのもおすすめです。
世帯の中で収入の多い人の名義で組むことが多い住宅ローンですが、共働き世帯の場合は夫婦で組める住宅ローンもあります。1人で組む場合より、住宅ローンの審査基準となる年収が上がるため、借入額を増やすことがきます。
同じ金融機関で、夫婦それぞれが住宅ローンを組むのが「ペアローン」です。2人が別々にローンを組んで借入額を合計すると、1人で借りるよりも借入額を増やすことができます。2人ともローンを組むので、それぞれ住宅ローン控除を受けられる点もお得です。この場合は、お互いがローンの連帯保証人になります。
夫婦の収入を合算して1つの住宅ローンを組む方法もあります。収入合算で組む住宅ローンは、「連帯保証」と「連帯債務」に分けられます。
「連帯保証」とは、夫婦どちらかの名義で組んだ住宅ローンを、もう一方が連帯保証人になることです。例えば、ご主人の名義で住宅ローンを組んで、ご主人が何らかの理由で返済できなくなった場合は、ご主人の代わりに連帯保証人の奥様に返済義務があります。
「連帯債務」の場合は、夫婦の連名で住宅ローンを組みます。ご主人が主な契約者とすると、奥様は連帯債務者としてご主人と同様の返済義務があります。ローンの契約は1つですが、ペアローンと同じく、夫婦ともに住宅ローン控除が受けられます。
共働き世帯は住宅ローンの選択肢が多いというメリットがあります。将来、子育てや介護などで働き方が変わることも考えて、住宅ローンを選ぶことが大切です。
年収から計算して、購入できるマイホームの目安となる金額を把握しましょう。
夫婦で借りられる住宅ローンを選ぶなら、それぞれのメリット、デメリットを知ることが重要です。
記事監修
ファイナンシャルプランナー
株式会社FPパートナー京葉支社所属。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。住宅ローンアドバイザー、暮らしのマネーアドバイザー、相続診断士。金融業界に携わり8年目。住宅に関わる資金相談を中心に、ライフプラン設計等幅広い分野で活躍中。
https://fp-moneydoctor.com/
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