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あなたは賃貸派?購入派?メリット・デメリットの比較

あなたは賃貸派?購入派?メリット・デメリットの比較

2014年7月17日(木)

家さがしの知識

30代以降持ち家比率は急上昇!70歳では、9割の人が持ち家を取得しています。

総務省発表の家計調査によると、2013年の「年代別持ち家比率(全国)」は下図の通り。30代~40代にかけて、持ち家比率が一気に上昇し、70歳になると、ほぼ9割の人が持ち家を取得していることが分かります。

年代別持ち家比率(全国)

20代までは、初期費用の負担が少なく、引越しのしやすい賃貸を選ぶ人が多数。

学生生活の間はキャンパスから近いところに部屋を借り、卒業後は、より就職先へのアクセスがいい場所へ引っ越す人も多い20代。転職や転勤の際も、比較的自由に引っ越し、住み替えのできる「賃貸」を選択する人が多いようです。

一般的に、マイホーム購入の場合、物件価格の20%程度の頭金と、7~8%の諸費用(印紙税、ローン融資手数料など)が必要と言われています。賃貸の場合、この初期費用が少なくて済むのも大きな魅力です。

初期費用が少なくて気軽に引っ越しができる分、デメリットもあります。賃貸は一時的な仮住まいというイメージが強い日本では、住宅ローン返済額と同じ額の家賃を払っても、面積は相対的に狭く、構造や設備なども分譲物件に比べて劣る場合がほとんどです。また、ファミリーサイズの賃貸物件は供給戸数が少ないため割高になり、好みの間取りや立地で物件を探すのは非常に困難になります。

さらに賃貸の場合、60歳を超えると入居をできる物件の数は一段と少なくなり、将来の年金受給開始年齢の引き下げや増税、医療費負担増大などを考えると、よほど貯蓄のある人以外は、将来に何かしらの不安を抱えたまま老後を迎えることになりそうです。

家族が増える30代以降は、マイホームを購入する人が急増!

30代になると、結婚や出産というライフイベントに合わせて、マイホームを購入される人が急増します。自宅が狭くなった、家賃がもったいないという理由で、お子様が幼稚園、もしくは小学校に上がる前の入居を目標にマイホーム探しを始められる人も多いようです。

マイホーム購入の最大のメリットは、購入した建物と土地は、世代を超えて、自分と家族の資産になるということ、また、万が一の場合にも、家族や子供にその資産を残せることです。

マイホームを購入して住宅ローンを組む場合、団体信用生命保険への加入が義務づけられている場合がほとんどです。これにより、万が一住宅ローンの返済人が死亡した場合や高度障害状態になった場合、住宅ローンの返済は免除され、ご家族にマイホームを残すことができます。

また、将来的に住み替えや介護が必要になった場合は、自宅を売却したり賃貸に出したりすることで、住み替え費用や介護費用を作ることが可能です。

賃貸とマイホーム購入のメリット・デメリットを比較!

賃貸 購入
費用 初期費用が少なくて済むので、預金が大きく減らないとメリットがあります。固定資産税はや都市計画税は、すべて管理費から支出されるのでかかりませんが、定年後も、家賃や更新料、駐車場代などがかります。また、ファミリーサイズの賃貸物件になると供給戸数が少なく、賃料が割高になる傾向があります。 頭金や諸費用が必要で、長い期間住宅ローンを組むケースがほとんどです。完済後も固定資産税の支払いは残りますが、老後の住居の心配をしなくていいのは大きなメリットです。一方、住宅ローン減税などの国の「持ち家支援政策」の恩恵を受けられる、別途駐車場代や更新料を払う必要がないというメリットもあります。
資産性 家賃や引っ越し費用は消費に過ぎず、何十年払い続けても、手元には何も残りません。また、家賃を払う人(ご主人様など)に万が一のことがあっても家賃の支払いは続きますので、残された家族に将来の生活費と家賃を残すためには、十分な貯蓄があるか、生命保険などの保障を厚くしておく必要があります。 「団体信用生命保険」に加入していれば、万が一住宅ローンの返済者が死亡・高度障害状態になった場合、住宅ローンの返済は免除され、家族にマイホームを残すことができます。また、将来的に住み替えや介護が必要になった場合は、自宅を売却したり賃貸に出したりすることで、住み替え費用や介護費用を作ることが可能です。
住み替え・近所づきあい 転勤やお受験の都合で引っ越したい場合でも、住む場所を柔軟に変えられるのが賃貸の最大のメリットです。駅近の物件も多く、常に築年数が新しいマンションに済むという選択肢も可能です。 一度入居すると、環境や近所づきあいに問題があっても、気軽に住み替えはできません。また、ゴミ集積所の掃除当番や、町内会や自治会のイベントへの参加など、ご近所づきあいが発生します。
メンテナンス 共有部の修繕費は全て毎月の管理費や共有費に含まれているので、自分でメンテナンスをする必要はありません。また、トイレの詰まりなどがあっても、多くの場合は、管理会社が修理業者を手配してくれます。 外壁の塗り替えや屋根の修繕、庭のお手入れなど、全て自分で業者などを手配して行う必要があり、突然の思いがけない出費となることもあります。
構造・仕様・設備 収益性が優先されるため、一部の高級賃貸や分譲タイプのものを除き、一般的に、構造や設備が貧弱で、壁も薄い建物が多く、ペットの飼育ができない、ピアノが置けないなどの制限も多いのが特徴です。 シューズインクローゼットやウォークインクローゼットなどの収納スペースも多く、床暖房が標準でついている物件も多く見られます。特に一戸建てであれば、賃貸に比べて生活音を気にしなくていいのは、小さなお子様のいるご家庭には嬉しいメリットです。お子様の成長に合わせて間取りを変更したり、バリアフリーに改築したりするのも、マイホームなら自由です。

気軽に転居できる環境重視なら賃貸、将来の安心感や資産性に先行投資するなら購入を!

以上の通り、賃貸、購入ともにそれぞれメリット・デメリットがあります。頻繁に転勤があるような職種や、ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて柔軟に引っ越しをしたい人には、賃貸の方が向いています。上下階を気にせずに子供をのびのび育てたい方、家族が一生住める住居を手に入れたい方は、マイホーム購入の検討を始めてみるのがいいかもしれません。

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