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オリンピックまであと5年!2020年までに東京都はどう変わる?

オリンピックまであと5年!2020年までに東京都はどう変わる?

2015年6月03日(水)

街と地域の紹介 家さがしの知識

斬新なデザインの開閉式屋根が印象的!新国立競技場が建設予定!

1964年の東京オリンピックのメイン会場としても利用された国立競技場が老朽化などを理由に閉鎖され、新国立競技場として、全面立て直しが予定されています。新国立競技場は2020年の東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる予定で、斬新なデザインの開閉式屋根が印象的です。

先日、開会までに屋根の設置が間に合わないことなどで話題になったのは記憶に新しく、予算オーバーや工事の遅れなどの問題が指摘されていますが、計画では、ラグビーのワールドカップの会場として使用される2019年までには完成予定となっています。

渋谷駅周辺では、100年に一度の再開発が進行中!

渋谷駅周辺では、渋谷駅街区、渋谷駅南街区、道玄坂一丁目駅前地区、渋谷駅桜丘口地区の4つのエリアで、100年に1度と言われる大規模再開発が同時進行中です。

再開発のシンボルとして2019年の完成を目指すのが、東急東横線旧渋谷駅の跡地から旧東口バスロータリーにかけて建設中の「渋谷駅街区東棟」です。地上46階、地下7階、高さ230mの建物は2012年に完成したヒカリエよりも高く、渋谷の新たなランドマークとして注目されています。2027年には、中央棟、西棟も完成する予定です。

また、JR渋谷駅改良工事として、現在は2つに分かれている山手線の内回りと外回りのホームを1つにまとめ、さらに埼京線のホームを山手線のすぐ隣に移す工事なども計画されており、さらなる利便性の向上が期待されてます。

西口駅前広場前交差点(スクランブル交差点)より南東を望む
西口駅前広場前交差点(スクランブル交差点)より南東を望む

※「渋谷駅周辺地区における都市計画の提案について」東京急行電鉄株式会社 /東日本旅客鉄道株式会社 /東京地下鉄株式会社 /道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発準備組合/東急不動産株式会社

JR山手線品川~田町間に新駅が誕生!

JR山手線では、40年ぶりに新駅が設置される計画が発表されました。新駅の設置が予定されているのは、山手線の駅距離間が最も長い、品川~田町駅間。山手線と京浜東北線用にホームが2面整備される予定です。

駅前には広場やオリンピックを大勢で観戦するパブリックビューイングも完備され、周辺では、東京ドーム約3個分にもおよぶ広大な敷地を活用し、今後10~15年をかけて商業施設やオフィス、ホテルやマンションなどの複合機能が入る高層ビル群の開発が予定されています。再開発される新駅周辺で働く人の数は、六本木ヒルズの3倍以上の10万人規模になると言われています。

2045年には、品川⇔新大阪を1時間7分で結ぶ夢の中央新幹線(リニアモーターカー)が開業される予定もあり、オリンピック終了後も、品川駅周辺の資産価値は上昇すると考えられています。

東西自由通路も設置予定!新宿交通結節点と新宿駅新南口ビル(仮称)

全国一の利用者数を誇る新宿駅では、新宿交通結節点の整備と、新宿駅新南口ビル(仮称)の建設が進められています。開発エリアは、新南口駅舎跡地で、新宿駅南口を出て正面、新宿サザンテラスに直結したエリアです。

新宿交通結節点には、JRの線路上空部に人工地盤が設けられ、鉄道と自動車、バス、タクシー、歩行者などの連携をスムーズにするためのインフラが整備されます。1階にはJR新宿駅のホーム、2階には改札やサザンテラスと直結する歩行者空間、3階がタクシー・一般車乗降場、4階が高速バスターミナルが整備され、5~7階部分には、多目的ホールや屋外広場、子育て支援施設などが入る文化交流施設が作られる予定です。

また、新宿交通結節点と直結する地上33階、地下2階の大型複合施設も建設中で、オフィスゾーン、商業施設ゾーン(ルミネ)が展開される予定です。新宿交通結節点とあわせて、2016年春の完成が予定されています。

新宿駅では、改札を通過しなくても駅の東西を行き来できる「新宿駅東西自由通路」も整備中で、こちらは2020年の完成を予定しています。

横浜駅西口新駅ビル、2020年開業へ

横浜駅西口では、旧駅ビル「シアル」と「エクセルホテル東急」の跡地に、横浜駅西口駅ビル計画(仮称)が発表されています。

計画では、駅前棟と鶴屋町棟の2棟の建設が計画されており、地上26階・地下3階建ての駅前棟には、商業施設や業務施設、地上9階建ての鶴屋町棟には、保育所や駐車場などが整備されます。駅前棟には明るく開放的なアトリウムも設置され、地域コミュニティの交流の場を目指します。

また、駅前棟には、防災センターや、地震や津波等の大規模災害時には、滞留者約 10,000 人、帰宅困難者約 3,000 人の受入れが可能なスペースも確保される予定です。

2020年までに最も変化すると言われる湾岸エリア

2020年の東京五輪・パラリンピックでは、晴海地区(都営大江戸線の「勝どき」駅周辺)に東京ドーム9.4個分の選手村が整備される予定です。大会終了後には、跡地に建設予定の超高層マンション2棟と選手村の宿泊施設を改装した建物をあわせて、約6000戸が分譲・賃貸マンションとして整備されます。敷地内には学校や商業施設も建設予定で、南北を貫く環状2号線にはBRT(バス高速輸送システム)と呼ばれる新交通網が計画されています。

お台場エリアでは、東京ドーム19個分のゴミの埋め立て地に東京都民の手で植樹をして森を作る、「海の森」プロジェクトが進行中です。2016年には一部の開園を予定しており、2020年の東京五輪・パラリンピックではカヌーやボート競技の会場となる予定です。

また、現在築地にある東京都中央卸売市場は、老朽化や広さ不足を理由に豊洲に移転し、「豊洲新市場」が誕生する予定で、2016年には移転が完了する見込みです。江東区では他にも、2014年に全国初のサテライト保育園をオープン、2015年春には3つの認可保育園を開園予定、秋には区の出張所・文化センター・図書館などが入居する複合施設「豊洲シビックセンター」もオープン予定で、公共サービスをより便利に利用できる環境が続々と整備されています。

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