家を買うということは、単に物件を得るだけでなく、新しい暮らしを手に入れるということでもあります。住むエリアを決めるには、その場所での生活をイメージできるかが大事です。住まいを考えるうえでは、立地はとても重要であり、「都心か郊外か」「通勤・通学に問題はないか」といった点も重視してみましょう。住みたい場所を決めるときのポイントを解説します。
実際に物件を探すときは、「必要な部屋数とエリアの決定」と「予算の上限を決める」ことが最優先事項です。家族の人数やライフプラン、許容できる予算の範囲などを先に決めておけば、物件選びもスムーズに進みます。押さえておくべきポイントについて解説します。
マイホームを選ぶ際は、家族構成をもとにどれくらいの部屋数が必要かを考えておく必要があります。部屋数の目安としては「子どもの数+1」LDKであり、この基準でとらえていけば快適に生活することができます。たとえば、お子さまが2人いらっしゃる場合は「お子さま2人+1」LDKなので3LDKが快適な暮らしの水準となります。
また、住むエリアを決めるときは、その場所での暮らしをイメージできるかどうかが大切です。家族がのびのびと生活している様子が思い浮かべば、自分たちに合ったエリアだと判断できます。
現在住んでいる場所や過去に住んだことがある場所の中から、候補を選んでみるのもイメージが湧きやすいのでおすすめです。
理想のマイホームを手に入れたいと思っても、予算の上限を決めないまま物件探しを始めてしまうと、後から予算オーバーとなってしまう恐れがあります。また、予算の上限を決めていなければ、頭金の準備や住宅ローン手続きなども後回しになってしまい、資金計画が思うようにいかなくなってしまいます。
毎月の生活費を踏まえたうえで、どの程度までなら無理なく住宅ローンの返済ができるのかをシミュレーションしてみましょう。Webを通じて、金融機関や不動産会社の公式サイトにアクセスすれば、必要な項目を入力するだけで毎月の返済額を簡単に試算できます。
生活をイメージできる住まいというのは、ご家庭によってさまざまです。必要な部屋数や住みたいエリア、予算の上限を決めた後は、その他の条件も考えていきましょう。
「車庫は必要か?」「収納スペースはどのくらい必要か?」などあらかじめ家族内で話し合っておくと良いでしょう。特に、その場所に住んだときの暮らしのイメージを持てるかを家族でよく確認してみましょう。住み始めてから後悔をしないためにも、事前に家族内での意見を調整しておくことが大切です。
要望がぶつかってしまうような部分も、「どこまでなら妥協できるか」を擦り合わせてみましょう。家族でしっかりとコミュニケーションをとる過程そのものが、入居後の暮らしのイメージを家族で共有していく良い機会となるはずです。
マイホームの購入を検討する際に、都心と郊外のどちらがいいのか迷ってしまう場合もあるものです。資産価値という観点から見た場合、土地の価値に注目することが重要です。住むエリアを決めるときのポイントについて解説します。
物件の利便性と資産価値を意識するなら、都心部の戸建てやマンションがおすすめです。特に、戸建ての資産価値は土地の価値が大部分を占めるため、都心に土地を持つことで資産を形成できます。人気のエリアや再開発予定のエリアであれば、将来的な資産価値の向上が期待できます。
そしてなにより、都心エリアは交通の便が良く、病院や商業施設、学校などの施設が多いのが特徴です。在宅ワークも普及してきており、より自宅で過ごす時間が増える中で、自宅周辺の利便性はより重要な要素となってくるでしょう。また、老後に自動車免許証の返納が推奨される昨今、公共交通機関へのアクセスの良さも必要不可欠なポイントだと言えます。
このように都心の物件では、資産価値を維持しつつ、便利で快適な暮らしを手に入れることができます。ただ、都心部の物件は購入価格が高くなるため、予算的に問題がないかをしっかりとシミュレーションしておくことが大事です。
郊外に家を買うメリットは、自然とふれあいやすく、落ち着いた住環境を得やすい点があげられます。
また、都心に比べて土地が安いため広い土地を手に入れやすく、庭付きの住宅などにすることが可能です。あるいは建物にお金をかけるという選択もあります。資産価値という面で見れば郊外にメリットはあまりありませんが、その分だけ手頃な価格で土地を手に入れることが可能です。
ただ、交通の便を含め利便性が悪いという一面もあるので、日々のお買い物や通勤・通学に支障が出ないかをあらかじめ検討しておく必要があります。資産価値ではなく、落ち着いた住環境や庭付きの広い家を求めるならば郊外、という選択が良いでしょう。
家族のなかで通勤や通学が必要な人がいれば、会社や学校が家から近いほうが何かと便利です。また、学校については「教育環境」や「学区」も考慮する必要があります。どのような点に気をつけるべきかを解説します。
マイホームを手に入れても、勤務先や最寄り駅までの距離が遠ければ、日々の通勤に苦労してしまうものです。そのため、マイホームを購入するときは、通勤までのルートや所要時間に問題がないかを確認しておきましょう。
電車やバスなどの公共交通機関を利用するのであれば、乗り換えの経路や運行本数をチェックしておくことが大切です。また、帰宅時間が遅くなってしまったときのことも考えて、物件の見学時には帰宅ルートに街灯が設置されているかといった防犯面も確認しておく必要があります。
ラッシュ時の混雑具合や始発・終電の時刻など、実際に通勤する場合を想定して確認しておくことが大事です。車で通勤する場合は、道路の混雑状況などを平日と土日で比較しておくことも意識しておきましょう。
未就学児がいるご家庭の場合は、子どもの教育環境や学区選びも考慮しておく必要があります。よく確認しないままマイホームを購入してしまうと、通わせたかった学校に行けないといった事態も発生してしまうので注意が必要です。
評判の良い学区を選ぶポイントとしては、進学率が高いエリアや用途地域が文教地区となっているエリアが良いでしょう。また、子育て世帯が多いエリアであれば、それだけ通学環境が整っているケースが多いです。
通勤ルートのチェックと同様に、学校までの距離や公共交通機関の利用状況を確認してみましょう。Webの情報だけでは分からない部分に関しては、店舗スタッフに質問したり、物件の見学時に確認したりすることでイメージが湧きやすくなります。
予算を決めたら必要な部屋数とエリアを決定しよう!
候補となるエリアでの暮らしをイメージできるかを確認しましょう!
利便性や資産価値は住宅選びの大事なポイントです!
毎月の返済額や現在の家賃など、あなたの知りたい項目から実際にシミュレーションしてみましょう。
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