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家と暮らしのコラム
家を買うタイミングはいつ?年齢・年収やライフステージごとに解説

家を買うタイミングはいつ?年齢・年収やライフステージごとに解説

2025年3月10日(月)

この記事では、家を買うタイミングについて解説します。
家を買う時期は、多くの人が年齢や年収、ライフステージに応じて慎重に検討する課題です。具体的には、年齢や収入の変化などに応じた最適な購入時期を理解することが重要です。
正しいタイミングで購入することで、無理のない住宅ローン返済や安定したライフプランを実現でき、将来的なリスクを押さえられるでしょう。

【この記事でわかること】

  • データで見る家を買うタイミング
  • ライフステージの変化で見る家を買うタイミング
  • その他のケースで見る家を買うタイミング
  • 家を買うタイミングで後悔しないためのポイント

データで見る家を買うタイミング

ここでは、以下のデータで見た家を買うタイミングを解説します。

  • 家を購入する人の平均年齢
  • 家を購入する人の平均年収

順番に見ていきましょう。

家を購入する人の平均年齢

家を購入する人の平均年齢は、住宅種別ごとに以下の表のとおりです。

住宅の種類と購入者の平均年齢
住宅の種類 平均年齢
新築戸建て(注文住宅) 42.1歳
新築マンション 43.0歳
中古戸建て 46.7歳
中古マンション 46.7歳

※参考1:

令和5年度住宅市場動向調査報告書|国土交通省

上記のデータから、住宅の区分によって購入する年齢層がやや異なることがわかります。

新築戸建てや新築マンションを購入する人の平均年齢は約42歳前後であり、働き盛りの世代が中心となっています。

一方、中古戸建てや中古マンションでは平均年齢が約47歳とやや高めで、ライフステージの変化に応じた住み替えを検討する人が多いことが考えられます。

このことから、40歳前後のタイミングで家の購入を検討するのも選択肢の1つです。

家を購入する人の平均年収

家を購入する人の平均収入を住宅種別ごとに見ると、以下のとおりです。

住宅の種類と購入者の平均年収
住宅の種類 平均年齢
新築戸建て(注文住宅) 989万円
新築マンション 871万円
中古戸建て 678万円
中古マンション 729万円
※参考1:

令和5年度住宅市場動向調査報告書|国土交通省

上記のデータから、住宅の種別によって購入者の平均年収に大きな差があることがわかります。

新築戸建てや新築マンションを購入する人の平均年収は比較的高く、特に新築戸建ての購入者は約989万円と最も高い水準となっています。

一方、中古戸建てや中古マンションでは、購入者の平均年収が678万〜729万円とやや低く、購入価格を抑えた選択をしている傾向が見られます。

このことから、少なくとも年収600万円以上のタイミングで家の購入を検討すると良いでしょう。とはいえ、年収がそれより低いからといって必ずしも購入が難しいわけではありません。

ライフステージの変化で見る家を買うタイミング

次に、ライフステージの変化で見た、家を買うタイミングを紹介します。

  • 結婚したとき
  • 出産したとき
  • 子供が進学したとき
  • 子供が家を離れたとき
  • 仕事を退職したとき

順番に見ていきましょう。

結婚したとき

結婚を機に、新生活の拠点としてマイホームの購入を検討する人が多く見られます。特に夫婦共働きの場合は、共有名義で住宅ローンを組む方法も選択肢の1つです。

共有名義にすることで、夫婦の年収を合算してローンの審査を受けられるため、若い夫婦でも住宅購入の可能性が広がるでしょう。

また、早い段階で住宅ローンの支払いを開始すれば、定年前に完済できる可能性が高まり、老後の経済的不安を軽減できる点も魅力です。

出産したとき

出産後は新たな住環境を整える必要性があるので、マイホームの購入を検討する人が増える傾向にあります。

特に子育てや教育に適した環境を確保するために、家を購入するケースが多く見られます。

出産を機に家を買えば、子供の人数や成長に合わせた部屋数を確保できるでしょう。

また、子供が小さいうちは足音や声が響きやすく、集合住宅では周囲への配慮が必要になることもあります。その点、戸建ては生活音を気にせずに子育てを進められる点が魅力です。

その点、戸建ては、生活音を気にせずに子育てを進められる点が魅力です。

子供が進学したとき

子供が進学したときも、家を買うタイミングのひとつです。

子供の進学に伴い、通学距離や環境の変化を考慮して家を購入する家庭も増えています。特に学校が遠くなる場合、子供の負担を軽減するために学校の近くに住む選択は有効です。

学校に近い場所に家を構えることで、子供の通学時間を短縮できるだけでなく、両親が安心して見守れます。

また、学校の近くに住むことで、子育て中の親にとっても利便性が向上します。急な学校行事やトラブルにも対応しやすく、学校との連携が取りやすい点が魅力です。

子供が家を離れたとき

子供が進学や就職で家を出ると、住まいが広すぎると感じることがあります。

特に、これまで使っていた子供部屋やリビングなどの広いスペースが無駄になり、掃除や維持に手間がかかると感じるケースも少なくありません。

このような背景で、夫婦2人の生活に適した住まいへの住み替えを検討する場合があります。住み替えによって生活動線が見直され、暮らしやすい環境を実現できるでしょう。

ただし、年齢に応じた住宅ローンの返済計画には注意が必要です。ライフステージの変化に応じて家計を見直すなどの対策が必要になるでしょう。

仕事を退職したとき

定年退職を機に、新しい住まいを検討する人も少なくありません。

新たな環境での生活を始めることで、これまでの仕事中心の生活から離れて第二の人生をより豊かに楽しむきっかけになるでしょう。

また、生活を充実させるだけでなく、終活の一環として住まいを見直すケースも増えています。特に、広い一戸建てからコンパクトなマンションへ住み替える選択も見られます。

これにより、住空間が整理されるだけでなく、自然に持ち物の整理も進むでしょう。

その他のケースで見る家を買うタイミング

ここでは、その他のケースで見た、家を買うタイミングを紹介します。

  • 家計の収支が大きく変化したとき
  • 住宅の購入資金がある程度貯まったとき
  • 住宅ローン金利が大きく変動すると予測されるとき
  • 不動産価格がさらに値上がりすると考えられるとき

順番に見ていきましょう。

家計の収支が大きく変化したとき

家計の収支が大きく変化したときは、家を買うタイミングの1つです。なぜなら、収支が安定した分、無理のない計画を立てながら理想に近い住まいを選びやすくなるからです。

安定したタイミングで新しい住まいを選ぶことで、将来の生活に備えた安心感が得られるでしょう。

住宅の購入資金がある程度貯まったとき

住宅の購入資金が多ければ借入額を抑えられるため、住宅ローンの返済負担を軽減できます。

資金に余裕があることで家の選択肢も広がり、理想に近い家づくりを実現できるでしょう。

さらに、まとまった資金があれば設備や仕様にもこだわりやすくなり、長く快適に暮らせる家を選ぶことが可能です。

貯蓄を活用して計画的に住まいを購入できる点が魅力です。

住宅ローン金利が大きく変動すると予測されるとき

住宅ローン金利が上昇する可能性が高いと予測される場合、早めに購入を決断することで、低い金利のうちにローンを組めるメリットがあります。

金利が低いタイミングで住宅を購入すれば、総返済額を抑えられ、家計への負担を軽減できるでしょう。

また、金利の動向を注視しながら計画を立てることで、返済のリスクを抑え、より安定した暮らしを目指すことが可能です。

経済状況を見極め、最適なタイミングで住宅を購入することで、長期的に安心して暮らせる点が魅力です。

不動産価格がさらに値上がりすると考えられるとき

不動産価格が今後も上昇すると予測される場合、早めに住宅を購入することで将来的なコスト負担を抑えられる可能性があります。

価格が上がる前に購入を決断することで、同じ予算でもより条件の良い物件を選べるでしょう。また、資産価値が高まることで、長期的なメリットも期待できます。

さらに、値上がりの影響で希望のエリアや条件の物件が手の届かない価格になるリスクも避けられるでしょう。

家を買うタイミングで後悔しないためのポイント

家を買うタイミングで後悔しないためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • 自分にあった物件種別を選択する
  • 無理のない長期的な資金計画を立てる
  • 余裕のあるスケジュールを立てる
  • 減税制度や補助金制度を賢く活用する

順番に見ていきましょう。

自分にあった物件種別を選択する

家を買うタイミングを見極めるためには、自分のライフスタイルや将来設計にあった物件種別を選ぶことが大切です。

たとえば、戸建てはプライバシーや庭など快適な暮らしに繋がる空間を確保しやすい反面、維持管理が負担になる場合があります。

一方、マンションは利便性が高く管理しやすい傾向にあるものの、その分で管理費や修繕積立金が必要です。

このように、自分のライフスタイルにあった物件種別を事前に確認しておくことで、余裕を持ったスケジュールを立てられます。その結果、家を買うタイミングを逃さずに理想の暮らしを実現しやすくなるでしょう。

無理のない長期的な資金計画を立てる

住宅購入は人生の中でも特に大きな決断で、無理のない長期的な資金計画を立てることが重要です。

月々のローン返済額を収入や生活費に見合った範囲に抑えることで、家計への負担を軽減できます。収入の変化や長期的なライフイベントなども見据えて計画を立てることで、安心して生活を続けられるでしょう。

さらに、住宅ローン以外にも固定資産税やメンテナンス費用など、予想外の出費を意識することも大切です。

余裕のあるスケジュールを立てる

住宅購入は、資金計画や物件選び、住宅ローンローンの手続きなど多くのステップを踏みます。余裕のあるスケジュールを立てることで、各段階でじっくり検討し、最適な選択ができます。

特に、物件見学や契約時には慎重さが求められるため、急ぎすぎないことが大切です。

また、引っ越しのタイミングや、ライフイベントの調整も重要です。たとえば、子供の入学や異動の時期に合わせる場合でも、計画的に進めることでスムーズに移行できます。

減税制度や補助金制度を賢く活用する

住宅購入は、資金計画や物件選び、ローン手続きなど多くのステップが必要です。

余裕のあるスケジュールを立てることで、各段階でじっくり検討し、最適な選択ができます。

特に、物件見学や契約時には慎重さが求められるため、急ぎすぎないことが大切です。

また、引っ越しのタイミングやライフイベントとの調整も重要です。たとえば、子供の入学や異動の時期に合わせる場合でも、計画的に進めることでスムーズに移行できます。

減税制度や補助金制度を賢く活用する

住宅購入時には、さまざまな減税制度や補助金制度を活用できるケースがあります。

住宅ローン控除は、その代表的な制度で、所得税や住民税の軽減が期待できるため、長期的な資金計画に役立ちます。

また、エコ住宅や省エネ住宅を購入することで、特定の補助金が受けられることもあります。

これらの制度を最大限に利用するためには、対象条件や申請期限を事前に確認し、計画的に準備しましょう。

家を買うタイミングに関するよくある質問

最後に、家を買うタイミングに関するよくある質問を紹介します。

  • 家を買ってはいけないタイミングはいつ?
  • 家を買ってはいけない時期はいつ?
  • 大きなイベント後は不動産価格が下がるって本当?

順番に見ていきましょう。

家を買ってはいけないタイミングはいつ?

家を買ってはいけないタイミングは、主に経済的な不安や生活の変化が大きい時期です。

たとえば、収入が不安定な状況や転職直後は長期的な返済計画を立てるのが難しく、後々の負担に影響するおそれがあります。

また、結婚や子供の進学など大きなライフイベントを控えている場合も、慎重な判断が求められるでしょう。

家を買ってはいけない時期はいつ?

一概に断言はできませんが、家を買うのを避けた方が良い時期として、金利が上昇するタイミングや不動産価格が高騰するタイミングが挙げられます。

たとえば、住宅ローン金利が急激に上昇している時期は、借入額に対する返済負担が増加するため、慎重な判断が必要です。特に、変動金利を選択する場合、将来の金利変動が家計に大きな影響を及ぼす可能性があります。

また、不動産価格が高騰している時期も、購入の判断を見送った方が良いタイミングだといえるでしょう。不動産市場全体の相場が高い場合、後に価格が下落するリスクもあるので、資産価値の目減りを招くことがあります。

大きなイベント後は不動産価格が下がるって本当?

大規模なイベントが終了すると、不動産価格が下がるといわれることがあります。

たとえば、オリンピックや万博といった世界的なイベントの際には、その開催地周辺でインフラ整備や開発が進むことで、不動産需要が高まり価格が上昇する傾向にあります。

その後、イベント終了後にはその一時的な需要が落ち着き、不動産価格が下落することもあるとされています。

ただし、この影響はエリアや市況によって異なります。

都市部では開発が継続する場合や、イベント終了後も商業や観光の需要が維持される場合、不動産価格が安定するケースも少なくありません。

一方で、イベント目的の需要が集中していた地域では、一時的な価格上昇後に需要が減少し、価格が下がる可能性があります。

家を買うタイミングはライフステージや社会情勢を考慮して判断しよう

家を買うタイミングは、ライフステージや社会情勢を見極めることが重要です。

結婚や出産、子供の進学など、家族の状況に応じた住まいのニーズを考慮することで、長く快適に暮らせる住環境を整えられます。

また、住宅ローン金利や不動産価格の動向など、経済的な側面も慎重に判断する必要があります。減税制度や補助金制度を活用することで、経済的な負担を軽減することも可能です。

住宅購入を検討する場合、長期的な視野でスケジュールに余裕を持つことが非常に重要です。

ライフイベントや市場動向を総合的に考慮し、自分にとって最適なタイミングを見つけることが、後悔のない家づくりに繋がるでしょう。

記事監修

新井 友隆

宅地建物取引士/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
東京・神奈川の複数センターでセンター長を歴任後、営業推進部長や埼玉・名古屋エリアの立ち上げにも寄与。2022年からは契約管理部門にて、オープンハウス全国の契約書作成や引き渡し業務を統括中。

  • 2025年1月時点の内容です。

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